勘違い�� ページ16
今の状況を説明するとね。
LW「おい、麦わら屋。吐け」
AC「何したんだよ？ルフィ」
ローとエースがルフィをいじめ…てるわけではないと思う。
問い詰めてる。
LF「？？？」
ほら、ルフィは馬鹿だから何の事か分かってない。
SB「ルフィが、あんな…昔は可愛かったのに」
ZR「落ち着けよ」
サボの記憶は昔で止まってるからね。
あの可愛いままのルフィで。
SN「ルフィの兄貴も大変だな…」
「ん？」
SN「扱い方？面倒くさそう」
なんて言いながら料理をするサンジの隣に立った。
ここが一番安全。
「で、なんで朝から大騒ぎなの？」
SN「Aちゃんとルフィが駆け落ちするって騒ぎ出したんだよ」
「…誰が」
SN「エース」
どんな夢見てんの。
だから大騒ぎだったわけ？
SN「夢と現実が混ざったんだろ。朝起きたらふたりがいなかったからね」
「…っん」
話しながら口の中にオニギリを入れてきたサンジ。
SN「お腹空いたんだろ？Aちゃん」
そう言って微笑んだサンジ。
嫁にもらって…というか嫁に来て。
「んふふ、なんで分かったの？」
SN「Aちゃんはお腹空いた時いつも俺の隣に立ってるからね」
「え、そうなの？」
無意識だったわ…なんかお行儀悪い女みたい。
「…金づるなんて思ってないからね！」
SN「俺はAちゃんのためなら財布にだってなるよ」
「あはは、じゃあお嫁にくる？」
そう言うとポカンと口を開けたサンジ。
SN「俺が貰うんだよ」
チュッとオデコにサンジの唇が触れてびっくり。
予想外すぎてオニギリ落としそうになったけど口に詰め込みました。
「むぐぐっ」
SN「慌てるAちゃんも素敵だぁ！」
そう、これがいつものサンジ。
あのたまに見せる紳士感にどうしても慣れない。
「ごちそうさまでした！」
そう言ってキッチンから逃げた。
恥ずかしいから！！
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年6月3日 21時
