消えたエース�� ページ2
LF「エースぅ」
机に突っ伏したルフィがそう呟く事127回目。
お昼ご飯も食べ終わり、そろそろオヤツタイム。
ZR「だから言っただろ」
「ドヤ顔やめて」
ほらな？と顔で語るゾロ。
ちょっとうざい(やめろ
LW「A」
「暑苦しい」
今日はずっと引っ付いてくるはホームシックかな？
横から抱きつかれるとそっち側だけ暑いの、わかる？
SN「離れろトラ男」
LW「なんだ黒足屋」
喧嘩しないでほしい。
私まで巻き込まれたらぶっ飛ばすから。
LF「エースぅ」
128回目の呟きが聞こえた時、サボが立ち上がった。
「…どこ行くのサボ」
SB「探してくる」
LF「俺も行く！！」
飛び上がったルフィはそのままサボに抱きついた。
…おんぶして行く感じなのかな。
「ねえ、サボ。探しに行く前に…」
そこまで言ってローを顔をグッと押した。
…邪魔。
「なんでエースと…ちょっと」
LW「いいだろ別に」
「良くないって…喧嘩したの？」
ZR「どっちと話してんだよお前は」
ゾロにそう言われて思わずため息が出た。
これは私のせいじゃないと思う。
SB「…そうだな、あれは…」
「言いたくないなら聞かないけど」
言いにくそうにするサボ。
LF「エースがなんで生きてたかって話だろ？」
「…空気読もうね」
分かってた。分かってたけど勝手に言っちゃ駄目だよルフィ。
SB「あの日、2年前の頂上戦争の日…エースは一度死んだ。そうだろ？」
真実を確かめるように聞いてくるサボ。
ごめん…大事な話なんだけどね。
サボに抱きついたままのルフィと私にべったりなローのせいで絵面がどう見ても可笑しい。
「いつか話そうと思ってた…まず離れて」
LW「…仕方ねェな」
「はいありがとう」
なんで私がお礼言ってるんだろう。
サボもルフィを引き剥がした。
「ルフィも知らないよね、あの時の事」
ルフィだけじゃない。
政府は"生死不明"と発表した。
だけど、あの状況…一般人の誰もがエースは死んだと思っていた。
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年6月3日 21時
