ハサミウチ ページ5
「おー、どこ行ってたんだよ」
「でんきん。散歩してたの」
寮に帰るとかっちゃん達がどこかへ行くような格好でウロウロしてた。
「轟と？」
「うん、いいでしょ」
気まずさを悟られないように笑ってそう言う。
電気と話してると切島が声を上げた。
「あ、そうだ。お前らも行くか？」
「どこに？？」
「買うもんあっから出掛けんだ」
「いいじゃん、Aと轟も暇っしょ？」
どうせ暇だろって感じやめて。
まあ暇だけども。
「決して暇じゃないけど行く」
「絶対暇じゃん」
「んん、瀬呂っち。私は暇じゃないのよ」
まあ今日は予定なかったからね。
今日はね？？
「はいはい、轟は？」
「俺はいい、やる事ある」
「そうか！頑張れよ！」
何するか知らないのに頑張れって言っちゃうあたり切島も適当だね。
まあここで焦凍も行くってなったら気まずい。
「て、もう行くよね？」
「おー」
「あれ爆豪は？」
「あ？なんだよ」
いつの間にかお手洗いに行ってたらしいかっちゃんも合流して寮を出た。
しばらく歩くと駅に着く。
「電車乗るの？」
「せっかくだしな」
なにがせっかくなのか分からないけども。
切符を買って電車に乗る。
すぐだから出入り口付近で立つ。
「なあお前ダサくね」
「精一杯なんだけど」
腕を真上に伸ばして吊り革を掴む。
届くは届くけど吊り革を掴むとダサく見えるのは何故？？？
「ねえかっちゃん場所交代しよ」
「嫌だ」
くそう、優しさのかけらも無いじゃないか。
電気にダサイと笑われながら吊り革に捕まり続ける。
「A、俺にもたれていいぜ」
「いや何かそれは…」
「腕辛えだろ」
そうだけどね。絵面がね。
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reia(プロフ) - ちらすさん» ありがとうございます！(*^^*) (2022年3月2日 7時) (
レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - reiaさん» わわ、嬉しいです！ぜひお願いします(^^) (2022年3月2日 0時) (レス) id: 61a8510ca4 (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - 私、占いツクールで布教活動をしているのですが、別作品の『〜〜〜の彼女』シリーズが、とても好きなので布教してもよろしいでしょうか？もちろんどの作品もとても好きです！ (2022年3月1日 0時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - らむねさん» コメントありがとうございます(^^)楽しく作っているものを褒めていただけて嬉しいです…！ (2021年11月26日 0時) (レス) id: 61a8510ca4 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 少し見なかったうちにめっちゃ更新されてた...。この小説面白くて大好きです！更新頑張ってください！ (2021年11月24日 20時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2021年10月24日 12時
