日本の冬 ページ30
「うう〜寒い！」
「お前見てたら風邪引くわ」
B組とは一旦別れて寮への道を歩く。
電気にそんなことを言われながら雪の積もった道を歩く。
「へへ、良いこと思いついた」
「悪い顔してんなー、馬鹿なことの間違いだろ」
瀬呂くんってば失礼。
前を歩くかっちゃんにそっと忍び寄った。
その無防備な首元に「えいっ」と手を入れる。
「っあ！？」
間抜けな声を出して振り向いたかっちゃん。
後ろから電気と瀬呂の「爆破されるなアレ」って声が聞こえた。
「…アホかよ」
「え？」
怒られると思ってたのに。
怒るどころか少し微笑むかっちゃん。
「さみぃんか」
「ん？うん？」
「手貸せ」
「はい？」
言われた通りに手を出すとその手を掴んで自分のコートのポケットに入れた。
「かっちゃん！？！？」
「んだよ」
「いや手繋ぐのは…え？」
「アホみてえな顔してんな…いつも手繋ぐって言うのお前だろーが」
いやそれは冗談であって今までだって繋いだことはないわけで。
もしかしてかっちゃん私と手繋ぎたいのか？？
「もう、手繋ぎたいなら正直に言ってよね」
「そーかよ」
否定しないんだ。
なんか最近のかっちゃん調子狂う。
「そうだよ…って流されそうになったけど手は離そ？」
色々と誤解を招くから！
みんな雪に夢中で見てないけどそのうちバレる。
じっとかっちゃんの顔を見るとそっぽを向かれた。
「無視？？」
返ってこない言葉。
めっちゃ無視じゃん…
そのまま気まずくなって私も前を向いた。
まあ、いっか。
「あー！手繋いでる！」
「はあ！？」
よくなかった。
三奈に見つかってその大声で注目の的。
「ちが…！これは…あれだよ…！」
誤魔化しの言葉も出てこず。
「お暑いですね〜！」
「爆豪にすんの？」
かっちゃんに関しては全無視。
私にどうしろと…
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reia(プロフ) - ちらすさん» ありがとうございます！(*^^*) (2022年3月2日 7時) (
レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - reiaさん» わわ、嬉しいです！ぜひお願いします(^^) (2022年3月2日 0時) (レス) id: 61a8510ca4 (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - 私、占いツクールで布教活動をしているのですが、別作品の『〜〜〜の彼女』シリーズが、とても好きなので布教してもよろしいでしょうか？もちろんどの作品もとても好きです！ (2022年3月1日 0時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - らむねさん» コメントありがとうございます(^^)楽しく作っているものを褒めていただけて嬉しいです…！ (2021年11月26日 0時) (レス) id: 61a8510ca4 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 少し見なかったうちにめっちゃ更新されてた...。この小説面白くて大好きです！更新頑張ってください！ (2021年11月24日 20時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2021年10月24日 12時
