日本の冬 ページ26
「Aが言い出しっぺじゃん」
そうだった。
三奈に言われて仕方なくこたつから出た。
「お前その格好で行くのか？」
「え？さすがに部屋着すぎる？でもスーパーでしょ」
長袖と短パンのモコモコした部屋着。
これが一番落ち着く。
「おかしい？」の意味を込めて切島を見た。
「寒いだろ」
「いーのいーの、早く行こ」
洗濯物増やしたくないもんね。
さすがに裸足は寒いので靴下は履いた。
「え！雪ふってる！」
「うわあ…綺麗」
三奈とお茶子の楽しそうな声が聞こえて靴を履くのをやめた。
雪降ってるの？寒いじゃん。
「Aは馬鹿だよな」
「瀬呂が突然喧嘩売ってきたんだけどどう思う？かっちゃん」
「間違ってねえだろ」
かっちゃんまで！！
雪降ってるなら着替えてこよっかな…なんて思ってるとふわっと肩に何かをかけられた。
「馬鹿は風邪ひかないらしいけどね」
「…瀬呂の？」
コートを貸してくれるらしい。
「でも瀬呂寒く…2枚持ってんのね」
「1枚しか無かったら貸してねーわ」
そうですか、なんかすみません。
変にときめいちゃったわ、恥ずかしい。
瀬呂のコートのボタンを全部閉めて靴を履いた。
「さみぃ…凍死すんだけど…寝てたのに」
「上鳴雪合戦しよー！」
三奈元気だなあ…何歳だろ。
さっきまで寝てた電気に雪玉投げつけるあたり結構鬼だけどね。
「Aちゃん見て！雪だるま作った！」
「お茶子にそっくりだね…」
「どういう意味！？」
そのままの意味だよ。
先に出てわいわいしてたみんなを置いて歩き出した。
寒いから早く行こう、コタツに帰りたい。
「切島とかっちゃんは？」
「わり！ここだ！」
今出た来たらしいふたり。
かっちゃんが外出るの嫌がったパターンかな。
わかる、私も嫌だもん。
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reia(プロフ) - ちらすさん» ありがとうございます！(*^^*) (2022年3月2日 7時) (
レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - reiaさん» わわ、嬉しいです！ぜひお願いします(^^) (2022年3月2日 0時) (レス) id: 61a8510ca4 (このIDを非表示/違反報告)
reia(プロフ) - 私、占いツクールで布教活動をしているのですが、別作品の『〜〜〜の彼女』シリーズが、とても好きなので布教してもよろしいでしょうか？もちろんどの作品もとても好きです！ (2022年3月1日 0時) (レス) id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
ちらす(プロフ) - らむねさん» コメントありがとうございます(^^)楽しく作っているものを褒めていただけて嬉しいです…！ (2021年11月26日 0時) (レス) id: 61a8510ca4 (このIDを非表示/違反報告)
らむね - 少し見なかったうちにめっちゃ更新されてた...。この小説面白くて大好きです！更新頑張ってください！ (2021年11月24日 20時) (レス) id: 663a3c4de7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2021年10月24日 12時
