初めてのラブコメ ページ48
「相澤先生知らない？」
放課後、相澤先生を拝みたくなったので探していると物間に出会った。
「さっきB組に来たけどね、イレイザーもA組に飽きたのかな！？」
「ああ、そうなの？ありがとう」
面倒くさいからあまり関わらないでおこう。
まだ喋りたそうな物間に「急いでるから」とだけ言ってB組を目指した。
物間は残念なイケメン第ニ号。
因みに第一号はかっちゃん。
「相澤せんせっ…！」
ガラッとB組の教室のドアを開くと誰かと目が合った。誰だっけ…
「相澤先生ならさっき出てったけど」
「か、か…」
「ん？」
不思議そうに首を傾げる男子生徒。
名前が出てこない…誰だっけ…
必死に考えてると後ろからガタッと音が聞こえた。
「危ね…！」
私が反応するより早く前にいた男の子が私の頭を抱き寄せた。
一瞬の出来事でびっくりして顔を上げると男の子が倒れて来そうになったドアを抑えていた。
「わ、」
慌てて私もドアを支えるのを手伝った。
この無駄に大きなドアを。
「ごめんな、ウチのクラスのドア壊れてるんだ」
「んーん。ありがとう」
あ、思い出した。
「回原くん、だよね？」
「おう」
回原くんの笑顔眩しい…！
B組にこんなイケメン居たなんて知らなかった。
「えっと、A…だよな？名字は…」
「妖花！Aでいいよ」
爽やかなイケメンとの出会い。
放課後の教室で笑い合う男女。
もうこれは…
「相澤先生探してたんじゃないのか？」
「あ、忘れてた…まあいいや！」
「いいのかよ」
それから回原くんと寮まで一緒に帰ることに。
私の頭の中には"ラブコメ"の文字が刻まれた。
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ちらす - スライムさん» コメントありがとうございます(´∀｀*)恋愛ギリギリ攻めて行きます！笑 (2021年4月30日 2時) (
レス) id: 1d8247c716 (このIDを非表示/違反報告)
スライム - とっても面白いし、微妙にキュンキュンしますｗこれからも頑張ってください！！ (2021年4月25日 20時) (レス) id: 1ac7fa8ecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2021年4月14日 14時
