地下の敵 ページ42
しばらく守り続けてると攻撃が止まった。
「Aちゃん！」
お茶子？？
その声に羽を元に戻すと分かれた3人がそこにいた。
安心で泣きそう。
「轟くんか…！？」
「何があったんだよ」
飯田くんと瀬呂の問いかけにさっきまでの流れを全て話した。
デクとかっちゃん大丈夫かなぁ。
「麗日くんと妖花くんで轟くんをみんなのとこまで運んでくれ」
「わかった！」
お茶子が頷いて轟くんを浮かす。
その轟くんの体を支えるように上から抱きしめて飛んだ。
「飯田くんと瀬呂は？」
「緑谷くんと爆豪くんの元へ向かう。この先の通路にはもう敵もいないはずだから安心して進むといい」
飯田くんが委員長で良かった。
そう心から思った。
「絶対、死なないで」
「死なねーよ」
「ああ！約束する！」
2人と分かれて出口を目指す。
「羽であんなに守れるってすごいね！」
「いや、お茶子たちが来てくれなかったら打開策もないしずっとあのままだったよ」
「そっかぁ、じゃあみんなで無事に帰って打開策考えようよ」
テンションの低い私を励ますためか、そう言ってくれたお茶子。
「うん、考える」
「絶対みんなで帰ろう！」
「うん…！」
お茶子といると元気出るなあ。
仲間のいる有り難さとか温かさとか…色んなものを感じていると出口が見えた。
「梅雨ちゃん！」
「あら、2人とも…」
一番近くにいた梅雨ちゃんに声をかけるお茶子。
みんなの様子はあまり変わってない。
「轟ちゃん？どうしたの？」
「轟くんも毒ガス吸っちゃったらしくて…」
「大変…じゃあここに寝かせて」
残ったメンバーで看病してくれているらしい。
「解除」
轟くんを寝かせて目にかかった前髪を直した。
お願い、死なないで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 200人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちらす - スライムさん» コメントありがとうございます(´∀｀*)恋愛ギリギリ攻めて行きます！笑 (2021年4月30日 2時) (
レス) id: 1d8247c716 (このIDを非表示/違反報告)
スライム - とっても面白いし、微妙にキュンキュンしますｗこれからも頑張ってください！！ (2021年4月25日 20時) (レス) id: 1ac7fa8ecd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらす
| 作成日時：2021年4月14日 14時
