峰田実 ページ24
正直、これはあまり言いたくないのだが…
私と峰田はなかなか気が合う。
なぜって…どっちも変態だから。
「Aがさぁ」
男子の変態みたいな会話ってたまに聞こえてしまう。
聞きたくなくてもね、耳に入ってくるわけ。
そしてその会話にはたまに自分の名前が出てくる。
「アイツ良い体してるよな！ちょうど良い感じの」
峰田の私への評価はこれ。
ちょうど良いってなんだよ、ちょうど良いって。
「しかも変態だしな」
その声に思わず立ち上がった。
女子会台無し。
「そこ関係ある？」
峰田のほうを向いてそう聞いた。
一部の男性陣の顔が青くなる。
「え、え、聞こえてた…！？」
電気がそう言った。
なんで聞こえてないと思ったの。
もちろん女子はお怒り気味。
私は怒れないよね、だって轟くんのことそういう目で見てるし。
なんて口が裂けても言えない。
「どうせまた峰田でしょ？」
「最低」
三奈と響香の冷たい声。
でも峰田はそれに動じないから本当ハートが強い。
「一回でいいから揉ませてくれ！」
「は？」
鼻息を荒くした峰田にそう言われた。
それはさすがに不味いと思ったのか電気が止めに入ろうとする。
「轟の腹筋触らせてやるから！」
「え！？ほんと！？」
「なんで食いついてんの！」
響香に止められて我に帰る。
あ、危ない…思わず罠にかかるとこだった。
轟くんの腹筋を触らせる権利は峰田にないわ。
「クソ…じゃあ轟の写真やるよ！」
「ほしい！」
「A！」
また響香に止められた。
あ、危ない…また引っかかりそうになった。
「もう峰田に近寄らないで」
同じやり取りが続き…
最終的に呆れた響香にそう言われた。
峰田と親友になる日は遠そう。
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ちらす - スライムさん» コメントありがとうございます(´∀｀*)恋愛ギリギリ攻めて行きます！笑 (2021年4月30日 2時) (
レス) id: 1d8247c716 (このIDを非表示/違反報告)
スライム - とっても面白いし、微妙にキュンキュンしますｗこれからも頑張ってください！！ (2021年4月25日 20時) (レス) id: 1ac7fa8ecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらす
| 作成日時：2021年4月14日 14時
