セブチに○○してみた、されてみた【SEVENTEEN】 (ページ1)

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嫉妬させられてみた。【ジュン】ページ1

今は、セブチが音楽番組に出演する前で、メンバーやスタッフの人たちが準備しているところだ。

今まで通りで何も変ったことはないが、一つつだけ気になることがある。

さっきからジュンはメイク担当のスジさんとばかりしゃべっていて、全然かまってくれない。

仕事だからしょうがないけれど、あそこまでしゃべる必要なくない？

スジさんは何もかもが完ぺきな人だ。

優しくて美人で背が高くてスタイルが良くて色気があって。

ジュンも私なんかよりスジさんのほうがいいのだろう。

そう考えるとすごく悲しい気持ちになり、セブチのステージも全然目に入ってこなかった。

～ステージ終わり～

ジュンが私に話しかけてきた。

「ステージどうだった？」

私はなんて言えばいいのか分からず、

「よかったよ」

と素っ気なく返事をした。

「ねぇ、もっと褒めて」

そう言ってきたので、私は我慢できずに、

「だったら、私なんかよりスジさんに褒めてもらえばいいでしょ」

と言ってしまった。

それから１０秒間ぐらい沈黙の時間が流れた。

何か言わないとと思い、必死でいう言葉を探していたら、ジュンに手を引かれ、静かな所に来た。すると、

ぎゅっ

ジュンに後ろから抱き締められた。

「ごめんね、さっきは嫉妬させようと思ってわざとスジさんとばっかり、しゃべった」

それを聞くと、安心して涙が込み上げてきた。

「私、もうジュンに飽きられたかと思って心配になったよぅ」

「僕がAのことを嫌いになるわけない。でも、これでAが他のメンバーと楽しくしゃべっている時の僕の気持ち分かったでしょ。これからは禁止。」

そう言ってジュンは私の頭を優しく撫でた。

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