【名探偵コナン】計画的にトリップします３

１２６． ページ37

｢スコッチさんが使ってらっしゃる機種と同じやつありますか？｣

ス｢あ、ああ…これが色も一緒だけど…すごい量の携帯だな…｣

｢こんな事もあろうかと…じゃなくて、たまたま知り合いから大量に中古の携帯貰ったんです！これを代わりに壊してください｣

ス｢いいのか？貰ったものなんだろう｣

｢構いませんよ｣


前世でスコッチさんが生きてたらルート考えてた時に思ってたんだよね〜

携帯壊れちゃうの可哀相だなって。

だってさ、携帯って大切なアルバムみたいなもんじゃん？


もし、私の携帯が壊れたらショックで泣くよ。

だって陣平くんと研二くんの連絡先入ってるし。
2人との会話アプリの履歴とか、ファンからしたら家宝だし。

…それに、両親やおじいちゃんとの思い出が詰まってるしね。
もう二度と来ないメッセージや写真が…ね…


っと…こんな時にしんみりしてどうするんだ私。



｢一応、適当にデータを入れておきました。何の手がかりにもならない不要なデータだけですけど｣

バ｢…まるで、復元される可能性があると分かっているような用意の良さですね｣


…その通りですバーボンさん…
だって、組織で復元作業されそうなんだもん。
ていうか絶対するでしょ！？


正直、今回はスコッチさんを組織から逃がすことに重きを置いてたから、私の転生トリップ(秘密)がバレないように…とか、そういうの何にも考えてなかったんだよね。

今後のこともあるから、この人達には話すつもりだったし。

…でも、失念してたよね。
この人達がかなり頭の切れる方々だってことを…


私的には陣平くんたちの時みたいに、ある程度信頼を得てから話すつもりだったんだけど…この様子だと今すぐにでもはかされそう…主に降谷さんに。

それだけは、なんとか回避せねば！

こんな会ったばっかりで、しかも色々怪しまれてる段階で『実はトリップしてきたんです☆』とか言ったら絶対殺られる。

降谷さんのゴリラ握力で頭潰されちゃう…！



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