【名探偵コナン】計画的にトリップします３

１１５． ページ26

『…あそこをハッキングするのは止めとけ、下手に関わっていい奴らじゃない。何もわざわざ他人のために危ない橋渡ることないだろ』


…先生が言っていることはもっともだ。

誰だって自ら危険に晒されに行こうとは思わないだろう。
…それでも


｢…私だってどれ程危険な組織かよく分かってますよ。それでも、どうしても助けたい人がいるんです｣

『…どうしても？』

｢どうしても、です｣

『…はぁぁ…ほんと厄介なものに関わっちゃったなぁ…』

｢っ…先生に迷惑かけてることは分かってます。でも！｣

『そうだとしても成し遂げたいんだろ？』

｢！｣

『…僕も絆されたなぁ…美人にそんな熱い瞳で見つめられたら断れなくなるじゃないか』

｢ぇ…｣

『……予定変更。
アメリカのペンタゴンだろうが、ロシアの諜報機関だろうが、痕跡を残さずデータを盗めるようにしてあげる』

｢っ…先生…！｣

『言っとくけど、特別授業代として料金とるからね！？
僕だけのマル秘技術を君に伝授するんだから！』

｢言い値で小切手切ってやりますよ！｣

『言ったな！？絶対だからな！？』









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…先生、本当に感謝してます。

あなたのおかげで『彼』を救うことが出来ましたから。

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