【名探偵コナン】計画的にトリップします３

９３． ページ3

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｢…今から話すことは、きっと普通じゃ有り得ないこと。
ですが、全て真実です。
頭がおかしくなったわけじゃない。どうか、それを念頭において聞いてください｣


２人から分かった、と返事をもらい、一口ハーブティーを飲んでからゆっくり深呼吸をして、私は全てを語り始めた。



｢…私には、前世の記憶があります。
病気で亡くなるまでの２５年間の記憶があるんです。
前世の記憶がある人は世界にもいくつか事例がありますよね？
その人達と私はほんの少し…いえ、大きさ差かもしれません。とにかく他の人とは違う点があるんです｣


どう話せば少しでも分かりやすく伝わるだろうかと考えながら、言葉を選んで発していく。


｢他の人とは違う点……私は、この世界とは違う次元に存在していた世界で生きていたんです。
私が以前生きていた世界では、この世界はある作者の方が書いていた漫画だったんです｣


は…っ、と2人が息を呑むのが分かった。


松｢ちょっと待て…お前はこことは違う世界で生きていた記憶があって、その世界ではここは漫画だったって言いたいのか？｣

｢そうです。
すみません、混乱してしまいますよね。でも、どうかこのまま聞いてください。

私達が生きている次元を３次元というでしょう？そして、マンガやアニメを２次元の世界だと表現しますよね。

信じられないと思いますが、元々私がいた世界ではここは２次元の世界で、松田さんや萩原さんは漫画のキャラクターだったんですよ｣

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