50 ページ10
花火大会から一週間が経った今、私はレインと遊んでいた。この頃、レインと遊ぶのが楽しく、ほぼ毎日一緒にいる。
『ねぇ〜、ウサ山撫でていい？』
レイン「いいぞ」
早速私はウサ山を撫でる。やっぱり、可愛い……。そう思っているとき、コンコンッ、とノックがして、扉が開いた。入ってきたのは、レナトスだった。
レナトス「A、ライオが今すぐ部屋に来てくれだってさ」
『えッ…ライオ兄が…？』
突然のライオ兄からの呼び出しに驚く。
『分かった。すぐ行く』
私はウサ山を撫でていた手を止めて、ライオ兄の部屋に向かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ライオの部屋
『ライオ兄、どうしたの？急に呼び出して…』
ライオ「…………………………………」
何も言わないライオ兄を見て、私は首を傾げる。
『？？？な、何か言ってよ…』
ライオ「………………のが楽しいかよ………」(ボソッ)
『？？？なんて？』
ライオ「……レインと遊ぶのがそんなに楽しいのかよ……」
『ェ……？それは、どういう……』
ライオ「…最近レインと一緒に遊ぶことが多いだろ…それで、オレと遊ぶことが少なくなったじゃん……オレ、寂しい…」
驚きの言葉に目を瞬かせる。それってもしかして……
『まさかの……嫉妬……？』
嘘でしょ…あのライオ兄が嫉妬なんて、10年に一度だよ…。
レナトス「そういうことだったのか」
そのとき、閉めていた扉が開き、そこにいないはずのレナトスが入ってきた。
『なんでレナトスがここにいるの？』
レナトス「だって、ライオがオレにAを連れてこいって言ったとき、お前、カチコミ行くレベルの顔してたから、心配だったからな。Aの後をつけてきた。盗み聞きしたのは謝るぜ」
ライオ「聞いてたのか…お前……」
レナトス「いや〜〜それにしても、可愛い嫉妬だな〜。そんなことだったら、一緒に遊べばいいじゃねえか」
ライオ「可愛い嫉妬って言うな…そうは言っても、あんな楽しそうな顔してレインと遊んでるんだぜ？そんなところにオレが入れるかよ……それに、オレはAと二人で遊びたいのに…」
レナトス「独占欲強ッ…シスコンかよ……」
『…わかった。今度から一緒に遊ぼうね』
ライオ「！！本当かッ！！」(パァァァ！)
レナトス「(めちゃめちゃ嬉しそうな顔してる……相当嬉しかったんだな)」
(この後はライオと一緒に遊ぶことが増えて、さらに嬉しく思うライオだった)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 91人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「マッシュル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トトロ - 続きが気になる〜 (5月11日 18時) (
レス) @page22 id: f159abc373 (このIDを非表示/違反報告)
氷室玲奈(プロフ) - 神覚者好きさん» いえいえ😄こちらこそ、リクエストありがとうございます✨番外編とかも募集しているので、そっちの方も是非お願いします！！ (4月27日 13時) (レス) id: a380f3f16c (このIDを非表示/違反報告)
神覚者好き - リクエストありがとうございますうううううう‼︎‼︎‼︎m(__)m (4月27日 12時) (レス) id: 22823dc6c2 (このIDを非表示/違反報告)
氷室玲奈(プロフ) - トトロさん» それは、更新してからのお楽しみですかね！今後の展開にご注目を！！ (4月25日 22時) (レス) id: a380f3f16c (このIDを非表示/違反報告)
トトロ - 神覚者の出番かな？その前に妹ちゃんがブチギレるのかな？ (4月25日 22時) (レス) @page17 id: f159abc373 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：氷室玲奈 | 作成日時：2024年3月1日 20時
