ストーリー43 ページ4
Aside
あれから数日後…
慎はいつも通りになった。
慎「本当バカだなww」
貴『うるさい!w』
口も悪いし、(何故か私だけ)
慎「樹さんとばっかり喋ってないで俺とゲームしない?」
貴『しょうがないなぁ…。』
相変わらず樹には敵対心。
慎「A〜、買い物行こー!」
貴『昨日、今日の分も明日の分も買ったでしょ!』
暇があればすぐ私のところに来て何かと誘ってくる。
慎「運ぶの大変でしょ。手伝ってあげる。」
貴『ありがと!』
マネージャーの仕事も手伝ってくれる。
でも、ある日……
女「慎〜♪今日ご飯行かない?」
綺麗な女の人と慎が一緒に歩いているのを見てしまった。
今日は慎とご飯行く予定。
だから、断ってくれるって思ってた。
なのに…
慎「いいよ。どこに行く?」
忘れてるのかな…LINEしてみよ。
A仕事終わったらLINEして!
慎ごめん。用事があって行けない。今度行こう。
なんで?
約束忘れてるわけではないのに…
涙出てきた…。
樹「A…?」
貴『樹…。』
樹「A。慎の事好き?」
貴『それは…』
樹「じゃあ俺の事好き?」
私の言葉を遮った樹。
貴『え…?』
樹「俺、Aが好きだよ。慎から約束のご飯断られたんでしょ?」
なんで知って…
樹「Aが泣いている理由は何?慎が好きだから?」
私が泣いている理由…
貴『私が泣いている理由は……嫌だったから。前、私が話したでしょ?付き合った相手が遊びだったって。』
樹「うん。」
貴『慎も同じなのかなって…。』
樹「どういう事?」
樹は慎が私に告白したことを知らない。
貴『告白されたの。慎に。だから全部嘘だったのかなって…、』
すると急に視界が暗くなった。
樹「…俺じゃダメ?絶対こんな悲しい思いさせないから。」
貴『うん。』
樹「ありがと。大好き。」
そして、私達の唇は重なった。
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作者名:猫月 | 作成日時:2018年3月27日 10時