□ 君を笑顔にする魔法 2 ページ36
Aは体の自由がきかなくなった。というか、
植物人間となった。
あの出来事から俺は毎日病院に通っている。
「Aただいま。今日はね、翔ちゃんと会って来たんだ♪」
『・・・』
顔はピクリともしない。
「それでねっ…！うっ…うぅ」
涙が止まらない。
ポロポロこぼれてくる。
「俺はもっとはなしたかった…！
俺はもっとAに笑顔でいて欲しかった…！
お願いだからっ…っ
一回だけでもいいから!」
そう、手を握り俺は話した。
"ぎゅ"
手がほんの少しだけだけど
動いた気がした。
『ま…さ………っき』
「…へ…？」
消えそうな声でAが
俺の名前を呼んだ。
「A…？ん？なに？どうしたの？」
少しだけでもいいから聞きたい。
『あ…りが…と……っ』
「…なにいってんの…？それは俺のセリフでしょ？
まだそんなこと言わないでよ。
俺にはAが必要だからっ…！
もう少しだけでも一緒にいてよ…！」
涙が。
とまらない。
溢れてくる。
さよならなんかじゃないよね？
まだあえるんだよね？
「好きだったよ…ありがとう」
この日に彼女はこの世から去った。
・・・
君は微笑んでいたんだ。
嬉しそうに。
俺の中では君はずっといるから。
ねぇA
また君と話したいな。
俺がそっちに行くまで待っててくれる？
きっと君はずっと待っててくれるよね。
本当に本当にありがとう。
会いに行くから待っててね＿＿＿＿＿
□ 図書室にいる君【櫻井翔】→←□ 君を笑顔にする魔法【相葉雅紀】
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花園(プロフ) - 通りすがりの人さん» ありがとうございます♪メッチャ嬉しいです(*^◯^*) (2016年7月18日 11時) (
レス) id: ab97680d16 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの人(プロフ) - コメント失礼致します。シチュエーションや設定が違うと色んな角度から楽しめますね！とても可愛くてニコニコしながら拝見しました(*^^*) (2016年7月18日 9時) (レス) id: 2cac79052c (このIDを非表示/違反報告)
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