prsk (ページ7)

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五話ページ7

『いや〜本当に良かったよ‼︎皆んな役に溶け込んでて！』

司「そうだろう！まぁ、未来のスターだから当然だ！」

今僕は皆んなに感想を伝えている。
寧々と一緒にいた明るい子は「えむ」ちゃんと言うらしい
寧々も歌が上手くて、類も演出と役…上手だったなぁ…

まぁなんやかんやありまして、今は類と寧々と一緒に帰路に着いている。
僕は寧々と沢山喋った。神高に転校したこととか。寧々はとても嬉しそうにしていた。
途中類に喋りかけられたが、最低限のこと以外話さないようにしている。
早く大好きな類に嫌われるために。

夜、僕は類の部屋に入った。

『お兄ちゃん、寝てる…かな？』

類「…」

『…寝てるな、多分。』

僕は類に毛布を掛けながら話す。

　
『ねぇ類…類だけは…僕みたくならないでね。
でも…もし僕みたいになっちゃったら…その時は僕が何がなんでも類のこと、守るからね。だから類…早く僕のこと……嫌いになってね？』

………ハハ、なんで本音、言っちゃうんだろう。類が起きているかもしれないのに。
そう思って僕は部屋を後にする。
類が本当に起きていることも知らずに。

類「A…」

『……今日も…』

…今日も一人だと泣いちゃうのかな？
そんな不安が頭によぎる。
……僕は自室へと移動した。