【すとぷり】親のせいで転校先が男子校になったんだが

1.転校初日 ページ2

「ほんっと…何でこんな事に…」


桜が散り始めている4月の始まり、今日から私は苺学園に転校する。しかも男子校。

母からは「おじいちゃんが理事長してる学校だから大丈夫よ！」と言っていたけどそういう問題では無い。能天気な親を持ってしまったんだろ…溜息をつき私は門をくぐった。

とりあえず着いたら職員室に来なさいと言われているから職員室に向かう。


早坂「雪小路さん、初めまして。担任の早坂です。よろしく。」

「よろしくお願いします。」

早坂「早速だけどもうクラスに向かおうか。」

「はい。」


担任の先生は少し怖い顔の人だけど優しそう。私は早坂先生に着いて行きクラスに向かう。

クラスは2-A。前の学校みたいに友達は居ないから1から作らないといけない。でも男子校だし友達出来なそう…

早坂先生が先に教室に入って私は廊下で待ってる。4月だけどまだ肌寒い。ブレザーの中にセーター着てて良かった。


早坂「お前ら席つけー。今日は転校生が居るぞ〜」

男子1「せんせー、噂で聞いたんですけど転校生が女子って本当っすか！」

早坂「誰から聞いたんだよそれ…まぁ良い、入って来い！」


ｶﾞﾗｯ


早坂「転校生の雪小路 Aさんだ。」

「えっと…初めまして、雪小路 Aです。よろしくお願いします。」

「「「本当に女子なのかよ！！！！！！！」」」

早坂「席はどうするか…杏村の隣が空いてるな、杏村手上げろ。」

？「はーい。」

男子2「ころん代われよ！！」

男子3「ずるいぞ！！！」

？「お前らには代わんねーよ！！ばーか！！」


男子校ってすごい騒がしいな…(汗)杏村くんの隣の席に向かって座る。窓際の後ろの席で良かったかも。

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