【うさちゃん、危機一髪】 ページ3
「A、教室行くぞ」
『はーい！じゃあ誰が一番早く着くか競争しよっ！』
二人の意見は聞かずにそのまま教室に向かってダッシュした。ふふん、足には自信あるんだよね！
「ちょっ……ふうん、Aもなかなかやるじゃねえか」
「姫が本気になったんだから俺たちも本気出すか、行くぞ相良」「おう」
二人が猛スピードで階段まで来ていたけど、三段上がって左に曲がれば教室、私の勝ちだ。
『ふふん、私の勝ち…ひゃあっ！？』
ふわりと身体が宙に浮く。
見事にこけた私はそのまま階下に落下……と思ったけど痛みは一向に訪れない
「馬鹿、気をつけろよ」
たけくんは軽々と私の身体を横抱き、『お姫様抱っこ』をして助けてくれたのだ。
『えへへ…』
「反省してねえだろ」
そう言うたけくんだって笑ってるくせに、
『また落っこちてもたけくんが助けてくれるもん』
「っおう…」
ぷいっとそっぽをむいちゃってこっちを見てくれない。酷いや
「顔赤いぞ」
「っうるせえ！」
荷物を拾ってきてくれたさとくんがクスクスと笑いながら指差した。
反論したたけくんの顔は、林檎みたいに真っ赤でこれが本当に開久の��2なのかと疑いたくなったけど、これが本当のたけくんの顔だもん。
『ありがと、たけくん』
「…おう」
さっきまで顔を真っ赤にして怒ってたくせに今では優しい笑顔で笑っていた。
その表情がほんとにだいすきで、
『お礼だよ』
「っ！？」
さとくんからは見えないようにちゅっとほっぺにキスをした
呆然としてる間に彼から降りて、たたっと駆け出す
「「なっ…」」
『ふふっ、私の勝ちだー！』
その場にぼうっとしてる二人を残して教室へ駆け込んだ。
「ったくあいつは…どうした相良」
「いや…(なんであんなにも可愛いんだよ…)」
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ふりかけカスタード - riyonさん» ありがとうございます！全然更新できてませんがどうか見捨てないでください(笑) (2018年12月16日 1時) (
レス) id: f6c6c4268e (このIDを非表示/違反報告)
riyon - このお話大好きです!更新がんばってください! (2018年12月8日 16時) (レス) id: 6c2fd244f1 (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけカスタード - 八重さん» コメントありがとうございます！受験生なんですけどね、作っちゃいましたよ(笑)頑張りますね！ (2018年11月20日 16時) (レス) id: f6c6c4268e (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけカスタード - 美佳さん» 教えてくださりありがとうございます！ (2018年11月20日 16時) (レス) id: f6c6c4268e (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけカスタード - 水猫さん» 教えてくださりありがとうございます！只今訂正しますね！ (2018年11月20日 16時) (レス) id: f6c6c4268e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふりかけカスタード | 作成日時：2018年11月19日 19時
