学祭!トークショー編 ページ7
立花「潤!例の件通ったぜ!」
事務室の部屋を開けるやいなや開口一番立花さんが大声で言った。
例の件にアテがなかった私は頭の上にはてなマークが飛んでいたが、潤ちゃんは知ってるものらしい。
潤「マジか!よくやった!」
私はついつい気になって、例の件って何?って聞くと、二人揃って、内緒だという。
A「話は変わって、もうすぐウチの学祭なんです!良かったら来てください!近藤さんも!」
立花さんや潤ちゃんと同じくBLACK SHIPに籍を置く近藤孝行さんにも声をかける。
去年は潤ちゃん普通にお仕事で来れなくて一緒に学祭回れなかったから今年はまわりたいなって。
立花「Aちゃんはなんか出し物やんの?」
A「私のとこはメイド喫茶ですね」
潤「メイド喫茶?!?!?ん!、??、?」
ガタンと机を揺らして勢いよく潤ちゃんは立ち上がった。
A「メイド喫茶と言っても和服の!和系の感じだから、そんなやましい感じじゃないと思うよ...?」
少し怖気付いて私は言った。
潤「俺以外に...Aのメイド姿を見るやつがおるって...??」
A「だから和服のメイドだってば!」
そんなこんなで学祭当日。
大学に着いて直ぐにメイド衣装に着替える。
緑系の、和柄のメイド衣装。
お茶の香りがしそうな、柔らかい衣装。
可愛いのを着れて大満足の私。
ん?
私服を畳んでいると、私服のポケットから4つ折りの紙が落ちてきた。
A「トークショー:声優福山潤&立花慎之介...会社設立にまで至る!.......。?!??」
そして、番号が0612。
この番号は。
って、トークショー!?!聞いてないんだけど!!!!!
ウチの大学は、毎年シークレットでゲストが参加する。
去年は芸人さんだったと思う。
なるほど今年は声優で、多分これがふたりの言ってた例の件か。
...この番号これもしかして潤ちゃん狙って...........
正直言うと悪いことだと思う。
でも、うーん。ごめんね、私の中の天使さん。
今日だけずるいの、許して。
だって潤ちゃんの隣は、私だけだし。
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作者名:めると | 作成日時:2019年7月16日 22時