苦くて新しい、私の青春３ (ページ11)

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絵里「どうしたの？貴方が授業中に･･･」

紗乃「会長･･･」

絵里「司君に、なんて言われたの？」

紗乃「実は･･･」

さっきあったことすべてを話した

私が一方的に強く言ってしまったこと

司は悪くないこと

絵里「そうだったの･･･悪気はないのよね」

紗乃「全くない･･･。何故かかっとなっちゃって、心にも思っていないこと言っちゃって」

話がごちゃごちゃだ

自分でも、どう話して良いのか分からない

考えられない

考えたくない

絵里「･･･なら、ちゃんと謝った方がいいわよ」

絵里は静かに口にする

絵里「私もあったわ。Aとほとんど毎日行き違いになって、迷惑かけたりかけられたり。」

紗乃「･･･」

とても意外だ

あんなにラブラブなのに

絵里「でも、心からAを信じていたから、今があるの」

絵里は、静かに微笑む

絵里「紗乃も、司君を信じなさい。あの子も、貴方のこと信じて待っているから」

紗乃「！」

絵里「ね？」

会長は少し話しがずれているけど

前向きにしてくれる言葉を投げかけてくる

紗乃「･･･ですね。ありがとうございます、会長」

絵里「そうそうその顔」

紗乃「委員会の時、思い切って言ってみます。好きって」

絵里「！?」

紗乃「授業中なので、戻りましょうか」

絵里「あっ、うん」

私、そういう意味で言ったんじゃないんだけど･･･

まぁ、いっか