貴方を見つめて (ページ9)

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それから一週間ぐらいたった、
もう私の噂などは全然聞こえなかった

「A早く着替えて行くわよ」
『ハーマイオニーごめん遅くなりそうだから先に行って』
「分かった席開けとくわ、早く来てよね」
『ええ、ありがとう』

準備をして急いで大広間に向かう途中、スリザリンカラーのプラチナロングの髪をした男の子がハンカチを落とした
高そうなハンカチだな、と、思いつつハンカチを拾った

『ねぇ、ハンカチ、落としたわよ』

聞こえなかったのかスタスタと行ってしまった
急いでるのに、と思いつつもう一度声をかけ、肩を叩いた

「あぁ、僕か、あり,,,」

何故か止まってしまった
てゆうか、何だか見たことがある顔

「君、もしかしてAか?」
『ええ、そうよ,,,貴方は?』
「僕はドラコ、マルフォイ」
『ドラコ?もしかして昔遊んだことがある?』
「あぁ、少しだが」
「そう言えば、スリザリンじゃなくてグリフィンドールで残念だったな」
またそれか、と、思いつつも
『,,,そうね、でも帽子が決めたことだからしょうがないわ』
「何かの間違えだろ。あのボロ帽子だから仕方ないさ」
「君とならグリフィンドールでも仲良くしてやっても良いぞ」と、手を出して言ってきた
言い方が少し気になるが『ありがとう』と言って手を握った
正直、スリザリンとグリフィンドール、人の目も気になるし、ハーマイオニーが待ってるから早く行きたかった

『それじゃあ、待たせている人がいるから行くわね』
「ああ、それじゃあ」

「遅かったじゃない」
『ごめん、落とし物拾ってた』
「そう言えば、A聞いた?」
『なんの事?』
「貴方知らないの?今日の授業はスネイプの魔法薬学、しかも、でスリザリンと混合‼考えただけで嫌だわ!」
『あー、スネイプはスリザリンを贔屓するんだっけ?』
「そうよ!朝からみんな騒いでたわ」
『スネイプに目をつけられないようにしなきゃね』