。 ページ10
私は今任務で、任務の場所まで向かっている。
「はぁ…………。」
深いため息をつく。
「早く鬼を斬って師範のところに行こ。」
鬼の気配がする方へ片手に日輪刀を持って走る。
.
鬼「美味そうな女がいるじゃねぇか。」
「…………。」
鬼「こいつを食って俺は十二鬼月になる！」
風の呼吸…参ノ型 晴嵐風樹
鬼の首はボトっと落ちた。
鬼「クソっ！！俺はあのお方に！！！」
「来世ではなれたらいいね。」
塵となって消えた。
「…………ッ！」
突然肺を裂くような痛みがきた。
「ゲホッ…！ガホッ！」
その場で崩れ落ちる。
痛い…、またあの時みたいな事が起きた。
「ハァッ、」
呼吸を使う度にそうなるのかな…？
なるべく呼吸を使わないで戦わないと…。
.
.
不死川実弥目線
警備から帰ってきて、戸を開ける。
『まだあいつは帰って来てねぇか。』
ドスッと床に座るも落ち着かない。
『クソっ！落ち着かねェ！掃除でもするかァ、』
布巾を持って机を拭いていく。
『Aの机も拭いてやるかぁ。』
Aの部屋へと足を踏み入れた。
『ありゃなんだァ？』
分厚い本が置いてあった、
『日記かァ…よし、見るか。』
適当なページをめくった。
✕月✕日
今日は師範と稽古した！
久しぶりに稽古出来て嬉しかったなぁ、
師範強すぎる…、
その後玄弥から貰ったスイカ美味しかった！
『ふっ…なんだァこれ…、』
また適当なページをめくった。
✕月□日
師範が任務から帰って来た、
傷一つなく帰ってきてくれて嬉しかった！
稀血を利用しなくても師範は強い！
師範は命の恩人だから無理して欲しくないなぁ。
『…………。』
Aは俺の事をこんなに思ってたんだなァ。
複雑な気持ちを隠せないまま適当なページをめくった。
『これ今日のじゃねぇか…！』
〇月〇日
今日は師範と目の事で病院に行きました。
両目が紅色に染まったから。
やっぱり余命は五日。
悲しいけど仕方がない運命。
一秒一秒大切にしたい。
師範から貰った桃色の簪は大事な宝物。
『_____は？』
余命は五日…？どう言う事だァ…？
頭が真っ白になった。
『Aは……。任務か……。』
『クソっ！！！』
日輪刀を持って全力疾走で走る。
『Aっ！！！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 189人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むいくん大好き人間 - とても泣けました！私、涙もろいので、こういうお話すぐに泣いちゃうんですよ。 ゆらぎさん、新作、できるの楽しみにしています!!頑張って下さい!! (2021年4月29日 22時) (
レス) id: 585e9768a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - 名無しさん» すいません、過去編終わって、夜だからまだ三日あるので、三日にしときました！ご指摘ありがとうございます！ (2020年1月27日 22時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 最新話かあと三日になっています (2020年1月27日 6時) (レス) id: a5eb40352a (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - ヒナさん» そう言っていただき嬉しいです！ありがとうございます！！！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - あれ、涙が( ノД`)…とても良いお話しっ！更新頑張ってください！応援してます！ (2019年12月30日 23時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆらぎ | 作成日時：2019年12月14日 19時
