。 ページ16
「師範!探しましたよ!何してるんですか?」
師範はおはぎ買いに行くと聞いていたのに、違う場所にいた。
『チッ…見られちまったか…。』
『此奴に似合う服あるかァ?』
店員さんに話しかけている。
「師範?これは?」
『お前に服買うってるんだよォ。』
「???」
思わず首を傾げた。何故、後何日しか着ない服を買ってくれるのか。
店員「こちらはどうでしょう?試着しましょう!」
『嗚呼、』
「試着!?」
『早くしろよォ。』
店員「かしこまりました。」
師範…定員さんには敬語使わないんだ…。
.
店員「出来ました、」
「見て見て師範!可愛くない!?」
桜をあしらった羽織で、下は風で舞い散る刺繍がしてあった。
『…まあまあ似合ってるなァ。良いんじゃねぇか?』
『これにする。』
店員「はい!ありがとうございます、」
「やったぁ!師範ありがとう!」
『嗚呼。羽織汚すなよォ。』
「はい!」
一礼してお店を去った。
.
「夜ご飯ここ辺りで済ましますか?」
『…………。』
「師範〜?」
『……いや、』
「何ですか?おはぎ?」
『お前の作ったご飯が食いたい。』
「!?」
「師範も可愛いところあるんですねぇ…、」
Aは師範に近ずいてニヤニヤ顔を覗き込んだ。
『……黙れ…殴るぞ。』
「師範殴ると痛いんで遠慮しときますね。」
『…………クソっ!』
殴りかかろうとしていたけど、腕を下ろした。
「あははっ!」
『笑うんじゃねェ!』
楽しそうそうな笑い声を夜の商店街に響かせる。
鴉「カァー!カァー!」
鴉「鬼ガ出タ!今スグ西南へ迎ェ!」
『任務か……。』
『A、走れるか?』
師範が手を伸ばす。
「はい、行きましょう!」
師範の手を掴んで走り出す。
189人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むいくん大好き人間 - とても泣けました!私、涙もろいので、こういうお話すぐに泣いちゃうんですよ。 ゆらぎさん、新作、できるの楽しみにしています!!頑張って下さい!! (2021年4月29日 22時) (レス) id: 585e9768a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - 名無しさん» すいません、過去編終わって、夜だからまだ三日あるので、三日にしときました!ご指摘ありがとうございます! (2020年1月27日 22時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 最新話かあと三日になっています (2020年1月27日 6時) (レス) id: a5eb40352a (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - ヒナさん» そう言っていただき嬉しいです!ありがとうございます!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ - あれ、涙が( ノД`)…とても良いお話しっ!更新頑張ってください!応援してます! (2019年12月30日 23時) (レス) id: fe45ff59f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆらぎ | 作成日時:2019年12月14日 19時