悲しい匂い ページ46
「…………っ!」
力いっぱい刀を振る。
鬼の首が斬れて、塵となった。
「はぁ…………。」
思った太刀筋には刀が全く振れず、力が入らない。
伊「おい!てめぇ弱いじゃねぇかっ!」
炭「Aさんになんて事言うんだ!伊之助よりは強いぞ!」
「あ、ありがとう炭治郎さん。」
今日は炭治郎君と善逸君と、伊之助君と合同任務だった。
あの柱合裁判の後から全く力が出せない。
考え事のせいかな…。
.
善「なぁ炭治郎…Aさん何かあったのかな?」
炭「ああ、俺も丁度考えてたよ。」
善「Aさんには弱々しい音がするんだ。」
炭「俺には、悲しい匂いがする、何かあったんだろうな…元気無さそうだし。」
善「うん…。後で話し聞こうよ、」
炭「そうだな!」
.
「よし、結構鬼を狩ったよね。」
伊「フハハ!猪突猛進!俺様は最強だっ!」
「伊之助さん……。」
伊之助さんは、単純そうで羨ましいなぁ…。
炭「あのっ!Aさんっ!」
炭治郎さんから肩を掴まれた。
「ん…?」
善「Aさん何か隠してませんか?」
善「Aさんには変な音がします。」
「!?」
炭「1人で抱え込まないで下さいっ!」
炭治郎さんの目と、善逸さんの目は、いつになく真剣だった。
こんな私の為に…こんなに真剣な表情をしてくれるなんて。
「ありがとう…炭治郎さん。善逸さん。」
けど、この2人を巻き込みたくない。迷惑をかけたくない。
「でも、大丈夫。ちょっと元気出た。」
2人の手を握りしめる。
その手は温かく、沢山の鍛錬をつんだ努力の証の硬い手。
炭「いえっ!本当にしんどかったら、相談してください!」
善「手っ!手…握ってる…ぅ、」
善逸さんは、とても嬉しそうだった。
.
炭「では!ありがとうございました!」
善「寂しいけど…、Aさんありがとうございました!」
伊「じゃあなっ!今度ぶっ倒す!」
「こちらこそ、ありがとう…!」
任務が完了して賑やか3人組と別れた。
.
_____おい!てめぇ弱いじゃねぇか!
いつもの様に、早い動きも出来なかった。
太刀筋もガタガタになってて。力も入らなくて…。
「なんで…っ?」
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こんにちはゆらぎです!
期末テストが1週間後ぐらいにあります!
更新ペース遅くなります!
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ゆらぎ(プロフ) - ごめんなさい!更新したのは、21話を何故か非公開にしてたからです!ごめんなさい!!! (2020年2月11日 23時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - 有栖さん» ありがとうございます!!!頑張りますっ! (2019年12月1日 14時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
有栖 - 好きです。次の更新待ってます! (2019年12月1日 7時) (レス) id: 93041bcb8e (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - いきなりむちゃくちゃ悲しい…ヤダーーーー( TДT)ダバー (2019年11月20日 7時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます!!!私もむいくん推しです!頑張ります!! (2019年11月17日 9時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆらぎ | 作成日時:2019年10月18日 22時