勇気 ページ37
「………。」
心が抉られるように悲しく
ふつふつと腹の底から湧き出てくるものがある。
ぐっとお腹に力を入れて堪えた。
『…………待って。』
『Aは、そんな事しない。』
「!?」
時透さん…。
皆の眼差しが時透さんへと向く。
宇髄「何言ってんだ時透。やっと口を開けばそれか。」
『Aは絶対やっていない。』
ごめんなさい時透さん。
時透さんの顔はいつになく真剣だった。
私の為なんかに言い争わないで。
しのぶ「その根拠は何でしょうか?」
少し下へと目線をうつし、
『僕は…Aに命を救ってもらったから。』
『Aは、僕なんかの為に涙を流してくれた。優しいんだよ……。』
力無く時透さんは、そう答える。
皆は、黙っていた。下を向いたまま。
混乱しているだろう。きっと。
嬉しい。そう言って貰えて凄く嬉しかった。
時透さんから勇気を貰えた。
自分から、いかなくてどうする。
一度決めた事は貫く。
私は立ち上がった。
鼓動が静かに動く。
「愛羅さん……お話があります。」
「来てください。」
愛羅さんに向けて冷たく言い放った。
366人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆらぎ(プロフ) - ごめんなさい!更新したのは、21話を何故か非公開にしてたからです!ごめんなさい!!! (2020年2月11日 23時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - 有栖さん» ありがとうございます!!!頑張りますっ! (2019年12月1日 14時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
有栖 - 好きです。次の更新待ってます! (2019年12月1日 7時) (レス) id: 93041bcb8e (このIDを非表示/違反報告)
九狐 - いきなりむちゃくちゃ悲しい…ヤダーーーー( TДT)ダバー (2019年11月20日 7時) (レス) id: 5c71f16ab8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます!!!私もむいくん推しです!頑張ります!! (2019年11月17日 9時) (レス) id: 0f4d6815a6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆらぎ | 作成日時:2019年10月18日 22時