霞柱の継子ちゃん

ー弐拾捌ー ページ31

「あっ！おかえりなさい！時透さん！」
愛しの時透さんが帰ってきたっ！
「お手伝いさんが今日はふろふき大根作ってくれてるらしいです！」



『ただいま、ふろふき大根…。』

少し嬉しそうに微笑む時透さんは、可愛い…。
「お風呂沸いてますよ！どうぞ！私は入りましたので！」

『うん。ありがと。』



バタン

扉が閉まる。









「時透さんを見ると…心が満たされる…、」

「………………。」
眠たい…少し仮眠とろうかな。









.









30分後、
「ん…………。」
目が覚める。けどまだ瞼は重い。もう少し…寝たいな…。


『あれ？A？寝てるのか。』


むっ！時透さんの声っ…瞼を開いて、
お風呂上がりの時透さんを見つめたいけど、今は眠たい…。







これぐらいは寝てるフリして言っていいよね…？？？

「ときと…う…さん……だいすき…。」

んふっ言っちゃった！まぁいいや、







スタスタ、







え、これ時透さんの…足音っ？私に近づいて来てる…。

私の目の前で立ち止まり座る。







やばいやばいやばい…！！！
尊い…。






『A。僕は……』








顔が赤くならないように…平常心平常心…。









うっ気になる…けど睡魔が襲ってくる…。
眠たい…。





『Aの事……。』

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