JUMPの紅一点はやや男勝りな子でした

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声をかけてもいっこうに離そうとしない伊野ちゃん



どうしたものか……



伊｢…慧｣


｢ん？｣


伊｢慧って呼んで｣


｢え、なんで笑

どうしたのいきなり｣


伊｢いいから｣


｢えー……慧？｣


伊｢…もっかい｣


｢慧｣


伊｢うん｣


｢もー、ほら慧〜、楽屋戻りましょ〜｣


伊｢は〜い笑｣



パッと私から離れた伊野ちゃんは
なんだかとてもご満悦



｢…薮ちゃんに言われて来てからどれくらいたった？｣


伊｢え〜…20分くらいじゃない？｣


｢……それってやばくない？｣


伊｢やべぇかもね｣


｢……薮ちゃんに怒られる


走るよ慧！！！汗｣


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走りの遅い伊野ちゃんの手を引っ張って全速力で戻ったものの、楽屋には鬼の形相で待つ薮光の姿


2人仲良く怒られる始末


結局伊野ちゃんが何をしたかったのかはよくわからないままだけど、まぁ、普段の伊野ちゃんに戻ったみたいだし、いっか笑


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伊野尾side


薮に頼まれてAを探しに行ったら
案の定さっき楽屋までAを探しに来た手越と一緒

祐くん祐くんすっげえ楽しそうに話してて

俺は伊野ちゃんで手越は祐くんかぁって
ちょっと面白くなかった


だからAに名前で呼んでほしくてらしくも無いことしちゃったんだけど


呼び捨てって結構いいもんだね


なんなすげぇキュンときた

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