・ ページ32
「ハァハァ…」
八「ハァ……」
ステップを教えたあと、じゃあ、一通り踊ってみようって2人で踊った
そうしたら、2人で踊ったのなんて初めてのはずなのに、なんだろう
上手く言えないんだけど、すっげぇ、楽しくて、
ずっとコイツと踊ってたいって思えてきて
どちらからともなく、もう1回、もう1回、って
ヘロヘロになるまで踊って
2人一緒に座り込んだ
「……楽しかったね」
八「……うん」
「ステップ、教えてくれて、ありがとう」
八「いいよ別に」
「八乙女君、やっぱり、上手だね」
八「そんなことないよ」
「ううん、すっごく上手
負けてらんない」
八「姫宮ちゃんこそ、すげぇ、上手かったよ」
「……ありがとう」
八「……あのさ、俺も、これから一緒に、残って練習、していいかな」
「……!
大歓迎だよ!!!!」
八「はは笑
じゃあ、これから、よろしく笑」
「うん!!!
よろしくね!!!」
--------------------
皆が帰ったあとのレッスン室
伊野ちゃんも知らない
俺とAの秘密の特訓
次の日先生に褒められたら、密かに2人でガッツポーズして、どちらかに仕事の話が舞い込めば、120円のジュースを買って、祝福しあった
俺がYa-Ya-yahになった時も、Aは俺の努力が報われたんだって喜んでくれて、
気付けば悩みも相談出来る、最高の同期になっていた
でも、徐々に、忙しくなっていく俺
Aとの自主錬も、徐々に少なくなっていき、
気付けば俺は1度も、あの秘密の特訓へ足を運ばなくなっていた
俺が、あの時、どんなに忙しくとも、
足を運んでいれば、Aがあんなに自分を追い詰めることはなかったと、思う
--------------------
Aが倒れた
その知らせを受けたのは俺がYa-Ya-yahの撮影を終えた後だった
その後意識は戻り、大事はなかったそうだが、念の為病院で診察を受け、今は母親には連れられ家に帰ったらしい
俺はAの家へ急いだ
何度も泊まったり、練習前に迎えに行ったりして行き来した道
迷うことはなかった
玄関に付いたチャイムを押す
中から玄関へ向かってくる足音が聞こえた
母「はい…あ、光君、来てくれたの!
学校は?お仕事は?大丈夫なの?」
八「学校は…その、
仕事終わって、Aが倒れたって聞いて!
だから…Aは本当に大丈夫なんですか!?」
母「えぇ、ただの疲労だって
病気じゃなくてよかった
…Aは本当に素敵な友達を持ったわね」
131人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん大好き(プロフ) - 美紀さん» 新年明けましておめでとうございます!今後もこの小説共々、よろしくお願いします! (2021年1月1日 12時) (レス) id: f21f825d8b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 今日紅白とジャニーズカウントダウンですね (2020年12月31日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 今年は作者さんと作者さんの小説に出会えて見れて幸せでした来年もよろしくです (2020年12月31日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
みかん大好き(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!体調までお気遣いいただいちゃって!!///ただの自分の妄想を、最高だって言って貰えて凄く嬉しかったです!美紀さんも体調お気をつけて下さいね! (2020年12月9日 23時) (レス) id: f21f825d8b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - JUMP大好きです最高です涼介君と知念君と裕翔君と圭人君寄りのオール担当です最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいねあと体調崩しやすい時期なので気をつけてくださいね (2020年12月9日 15時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みかん大好き | 作成日時:2020年12月5日 19時