JUMPの紅一点はやや男勝りな子でした

姫岡会議！ ページ12

岡本side



｢……美味しいものが食いたい｣



ボソッと呟かれたAからの言葉



静かだと心配されるほど、煩いと評判のJUMPの楽屋だが、Aの言葉を聞き逃した人は居ないようで



中｢…これ、食べる？｣



裕翔が差し出したのはケータリングのお菓子




｢もらう…じゃなくて、なんかこう


美味っ！！てなるようなものをさ｣



裕翔から貰ったお菓子をモサモサ食べながら言われてもって感じだけど




有｢ん〜、美味いものねぇ〜


あ、この前ロケで行った店のさ、オムライス！
まじで美味かった！｣



｢オムライス…

大ちゃんそれどこ｣



有｢えっとね、近かったはず…ここだ！｣



Aはどれどれ〜っと大ちゃんの携帯を覗き、
ほ〜、確かに美味そう と、自分の携帯にメモをしていく



それだったら ここも いや、ここも なんて、9人も居たらいくつも、候補があがっていくわけで



近隣の場所から、ちょっと遠い場所まで、
皆の感想と共に、和食洋食、中華まで、JUMP特製グルメマップが出来上がった


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今日最後の仕事が終わり、それぞれ帰るため荷物をまとめていた



｢どれも美味しそうだなぁ…


圭人！！！！｣



岡｢なに！？｣



まさか自分が呼ばれるだなんて思ってなくて、びっくりしながらAの方をみる



｢今日この後ヒマ？｣



岡｢う、うん

ヒマだけど｣



｢美味しいもの！食べに行こ！｣



満面の笑みで俺をご飯に誘うAと、
まさか俺が誘われるなんて誰も思ってなかったメンバー達からの視線は俺に一点集中



山ちゃんからの視線が痛い…ｯ！




岡｢お、俺でいいの？

ほら、山ちゃんとか｣




山｢はいはいはい！俺も今日この後ヒマです！！｣



俺も俺もと次々メンバーが予定を伝えていく




｢今日は圭人と行くの！！！

涼介も皆も来ちゃダメだから！｣



山｢え…｣




｢同級生にしか話せない悩みや相談があるんですーぅ


ほら！行こう圭人！｣





岡｢ちょ！ちょっと待って！汗｣





俺の背中をぐいぐい押し、楽屋から出るA




楽屋からの
｢1つしか違わねぇじゃんか！！｣って山ちゃんの叫びは聞かなかったことにしよう




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岡｢そういえば、同級生にしか言えない悩みって？｣




｢え、ないよ そんなの｣




あー言わないと涼介うるさいから〜って笑う




｢普通に、圭人とご飯行きたかっただけ笑｣




たまには2人でこういうのもいいかもしれない笑

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