Daily【中村悠一】

46 ありがとう。 ページ46

結局、私はいつから悠一くんのことが好きなんだっけ。
考えても考えても思い出せない。


最初に安元さんについて来てもらって挨拶した時はただの“こわいひと”だったのに。
いつから“すきなひと”に変わっていたんだろう。

挨拶しても目線を合わせることなくただ挨拶をし返されて廊下ですれ違っていたあの頃が懐かしい。
嫌われてたと思ってたし。


そう考えたらやっぱり悠一くんと仲良くなったのって杉田さん経由なのかも？

私がゲーマーだってこと杉田さんから聞いて知ったあなたは急に態度を変えて駆け寄ってきたんだもん。
失礼しちゃう。

でも一緒にいる時間が増える度に分かった。
いかついのは見た目だけ笑
中身はとっても優しくて思いやりのある人。
どれだけ一緒にいても飽きなくてたのしい。
そんな所に私は惹かれたんだと思う。
私って単純だわ、ほんと。


告白は悠一くんからだったなぁ。
杉田さんと3人でご飯食べるって聞いてたのに杉田さん来なくて。(まぁこれはもともと杉田さん来ない予定だったらしいんだけど)
2人なんて慣れてるはずなのに、結構ドキドキしたりして。
かわいこぶって頼んだサラダがなかなか喉を通んなかった。

食べながら新しい現場の話とかしてたのに急に静かになっちゃって、なんか話さなきゃ！
って思ってたら言われた言葉

「佐倉のこと好きなんだわ。付き合わねぇ？」

多分この言葉は死ぬまで忘れないと思う。たとえ悠一くんと別れることになっても笑

平然を保ってるように見せかけてたけど実は照れてたの知ってるよ。
それ以上に照れてたのは私だけどね。


私も好きだって返事してそこからスタートした悠一くんとの生活。

悠一くんと別れても、とか言ったけど多分別れられないな。
悠一くんがいなくなっちゃったら多分私死んじゃうや。


それくらい、私にとってあなたは大切な人なのよ。
めんどくさい私をずっと面倒見てくれててありがとう。
これからも私のこと好きでいてね。離さないでね。

なんて呟いて、横でぐーぐーいびきをたててるあなたの口にキスをした。









○o｡..:*･･*:..｡o○

ちょっと前に書いてた10万hit記念のAさん目線のお話です
夫婦の日でもありますね◎

今までとちょっと書き方変えてみました笑

遅くなりましたが10万hitありがとうございます！
これからもよろしくお願いします( ˙▿˙ )/

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