Daily【中村悠一】

4 飯を作ってください ページ4

A「あー！どうしよ！！」


Aが叫んでいる。やっているゲームを止めてとりあえず声をかける。


中村「なに？」


A「うーん。夜ご飯の材料がないよ！悠一くん！
流石にお昼も夜もカップラーメンはまずいよ！」



今日は珍しくAとオフの日がかぶって1日中2人でゲームをしていた。
お昼はいつも通りのカップラーメン。別にAが料理できないとかそういうんじゃなくて(まぁ、料理自体は嫌いらしいが)、ただ単にゲームを優先したいから。
付き合う前は料理は彼女が作ったものを食べたいだとかそういう願望もあったけれどコイツのそういう、優先するものが俺と合うんだと思う。



中村「車だすかー」

A「外で食べるの？」



中村「いや、夜はAの作った飯を食いてぇなーって思ったんだけど。
材料、ねぇんだろ？買いに行くぞ」



A「嬉しい事言ってくれる〜！！
そんなに私の御飯美味しいのね！！！」




中村「いや、安元さんのがうめぇ」


A「安元さんと比べないで下さい。」





でも、好きでもない料理を頑張って練習して作った飯は安元さんとは違ったうまさなんだよな。これが。

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