ヨコハマに、吸血鬼現る！！。【文豪ストレイドッグス】【新旧双黒】 (ページ6)

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赤が三つページ6

国木田独歩side

俺達が追いかけて何とか追い詰めたが・・・吸血鬼は
笑っていた。
あの余裕は何処から来るのか判らない。

貴「僕の情報が少なすぎるんでしょ？。だって・・・違う世界から来たんだ。
見つかる筈がないよ(ﾆｺｯ」

俺等から見たら、口元しか笑っているようにしか見えない。
此の吸血鬼は、何が狙いかが全く見えてこない。

「そうだ。だから、お前から全て聞くつもりだ。」

太「国木田君の云う通りだよ。君はポートマフィアに狙われている。
だから、武装探偵社に入った方が良い。」

太宰の云っていることは本当の事だ。
ポートマフィアが、狙っている以上、此奴は危ない。
何時捕らわれてしまうかが・・・判らない。
そういえば・・・

「吸血鬼・・・お前の名は何だ？。」

貴「何れ判るときが来る。その時がいいよ。仮に・・・"キース"にするよ。
此れで良い？」

仮にを強調している。
全く本名では無いな。

敦「え、えっと・・・探偵社に入った方が身のためだよ！。」

貴「その事は既に判っている。・・・用事は其だけかな？。」

太「君が入って良いって云うまで・・・待って貰おうかな(ﾆｺｯ」

太宰が笑っているが、目は笑っていない。
此方も情報を聞き出さないといけないからな。

貴「僕は今のところポートマフィアの人達に会ってないからね。其の後に決めたいんだけど」

明らかに此の状況を脱出したいんだろう。
完璧に意見が逃げたいという気持ちが含まれている。

太「逃がさないよ。敦君！。」

敦「！。判りました！。【月下獣】！。」
と、敦の手足が虎化した。

貴「・・・(ｸｽｯ」
矢張笑っている。

そして、敦が捕まえた。と、思ったが奴の姿が見当たらない。
すると、頭上から何かが、羽ばたいている音がしている。
鳩かも知れないが・・・此れは完璧に違う。

俺達は上をみた。
其処で見たのは・・・

コウモリの羽を生やした吸血鬼だった。
こんな情報は、資料に載っていなかった。

貴「何でそんなに吃驚することが有るのかな？、
此の羽かΣ(゜Д゜)」
・・・軽く顔文字が見えた気がする。

貴「そんなに吃驚することかな？。・・・てことで、僕は失礼するよ。」

バサバサと、音を立てて
姿を消していった。