“ひまわり”みたいな君に出会って [NARUTO] (ページ33)

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二十九輪ページ33

＿＿＿忍法…霧隠れの術

再不斬の姿が消え、水面に波紋だけが残っている。

カカシ「まずは俺を消しに来るだろうが…桃地再不斬、コイツは霧隠れの暗部で無音殺人術の達人として知られた男だ。」

その間も、どんどん霧が濃くなっていく。

カカシ「気がついたらあの世だったなんてことに、なりかねない。俺も写輪眼を全て使いこなせるわけじゃない…お前達も気をぬくな！」

刀の刃先を空に向け、印を組む。

辺りは川、沢山の水。

＿＿＿剣術雨水翔

「8か所」

濃い霧の中から聞こえる、再不斬の声。

「喉頭・背柱・肺・肝臓…頸静脈に鎖骨下動脈・腎臓・心臓…さてどの急所がいい？」

…ゾク

A「…っう"。」

殺気が身体中を走る。
自分の命を握られた感覚…気がどうにかなりそうだ。
喉がカラカラに乾いて、苦しい。
汗が吹き出る、刀を持つ手が震える。

カカシ「A、サスケ…安心しろ。お前達は俺が死んでも守ってやる。
俺の仲間は絶対殺させやしなーいよ！」

刀を持つ手の震えが止まる。

A「…んな事言ったら、カカシだって殺させない！」

強く。

刀を握りしめた。