十一輪 ページ13
カカシ「やー諸君、おはよう！」
「おっそーい！！！」
予想通り、今日もカカシは遅れてやって来た。
カカシ「よし！12時セットOK！！」
カカシは目覚まし時計を12時にセットする。
チリンッ
突然、軽快な鈴の音が耳に響いた。
音の元はカカシの持っている鈴。
カカシ「ここに3つの鈴がある…。
これを俺から昼までに奪い取ることが課題だ。…もし昼までに俺から鈴を奪えなかった奴は昼飯ぬき！あの丸太に縛りつけた上に目の前で俺が弁当を食うから。」
朝飯を食べてはいけない理由がわかった皆の顔が青ざめていく。
カカシ「鈴は一人1つでいい。3つしかないから…必然的に一人丸太行きになる…で！
鈴を取れない奴は任務失敗ってことで失格だ！つまりこの中で最低でも一人は学校へ戻ってもらうことになるわけだ…。」
カカシは鈴をわざとらしく顔の前で降る。
カカシ「手裏剣も使っていいぞ。俺を殺すつもりで来ないと取れないから。」
サクラ「でも！危ないわよ、先生！」
ナルト「そう、そう！黒板消しもよけれねーほどドンくせーのにぃ！本当に殺しちまうってばよ！」
ナルトはそう言ってるけど、冷や汗をかいてる。強がってるのがバレバレだ。
カカシ「世間じゃさぁ…実力のない奴にかぎってホエたがる。ま…“ドベ”はほっといて、よーいスタートの合図で…」
ナルトをチラッと見るとイラついてるのが見てとれる。クナイを取り出すやカカシに向かって投げようとした。
カカシ「そう、慌てんなよ。」
ナルトの背後から声が聞こえ、振り替えるとナルトの腕を掴んでいるカカシ。
カカシ「まだ、スタートは言ってないだろ…でも俺を殺るつもりで来る気になったようだな。やっと俺を認めてくれたかな？」
これが、上忍…！
楽しみな気持ちが込み上げてくる。
カカシ「ククク…なんだかな、やっとお前らを好きになれそうだ…じゃ、始めるぞ！！
よーい…」
＿＿スタート！！！
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作者名：エビ猫 | 作成日時：2018年6月1日 19時
