十輪 ページ12
Ｎｏside
サスケ「名はうちはサスケ。嫌いなものならたくさんあるが好きなものは別にない。
それから…夢なんて言葉で終わらす気はないが野望はある！
一族の復興とある男を必ず…」
＿＿殺すことだ。
風がビュウッとふき木の葉が舞う。
サスケとA達のまわりには壁ができたかのようにAは感じた。
カカシ「…次！」
A「名前はA。将来の夢は…」
＿＿ひまわりを見ることです。
ポカーンとした表情で皆がAを見たが、バカにする者はいなかった。
Aの瞳。
殺気や怒りなどではない、また違った威圧感があった。
カカシ「じゃ…最後、女の子！」
「私は春野サクラ。好きなものはぁ…ってゆーかぁ、好きな人は…えーとぉ将来の夢も言っちゃおうかなぁ…キャーーー！！
嫌いなものはナルトです！」
チラチラとサスケを見て頬を赤らめるサクラは恋する乙女という言葉がぴったりと合っている。
カカシ「自己紹介はそこまでだ。明日から任務やるぞ。」
ナルト「はっどんな任務でありますか！？」
ナルトは嬉しそうに敬礼をする。
カカシ「まずはこの五人だけでサバイバル演習をやる。」
その言葉に周りは疑問を抱いた。
サクラ「それなら忍者学校でさんざんやったわよ！」
カカシ「相手は俺だが、ただの演習じゃない。」
ククク…
カカシが不気味に笑う。
カカシ「俺がこれ言ったら、お前ら絶対引くから。」
ナルト「ひくぅ？…は？」
カカシ「卒業生28名中、下忍と認められる者は10名。残り18名は再び学校へ戻される。」
＿＿脱落率66%以上の超難関試験だ！
その言葉に子供たちが引く。
カカシ「ハハハ、ホラ引いた。
…とにかく、明日は演習場でお前らの合否を判断する。忍び用具一式持って来い。それと朝飯は抜いて来い…吐くぞ！」
解散となった、下忍達の表情はけして明るいものではなかった。
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作者名：エビ猫 | 作成日時：2018年6月1日 19時
