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運命 114 ページ37

穴に入ると細い洞窟で飛ぶのに時間がかかった


咲「伊之助!すまない、時間がかか…は?」


洞窟を抜けて姿を戻し、辺りをみわました


そこには人間柄の帯がぶら下がってあり、地面には
人間の骨があった


この帯は柄じゃない


生きた人間を閉じ込めているのか


それで好きな時に喰べる


地下にこんなところがあったと考えるとゾッっとする


伊之助「ん?何してんだ、コイツ…」


伊之助の見た先には善逸が捕らわれていた


咲「青羅!!」


よく見ると青羅も捕らわれていた


「お前ら何をしてるんだよ」


咲、伊之助「「!!」」


振り向くと気持ち悪い何かが動き出した


「他所様の食糧庫に入りあがって…汚い!汚いね!汚い!臭い!糞虫が!!」


帯の本体か?


伊之助「ぐねぐねぐねぐね、気持ち悪ィんだよ!蚯蚓(みみず)帯!!!」


そう伊之助が叫ぶと蚯蚓帯を切り裂いていった


伊之助は綺麗に人間を避けて斬っている


だが、まだ人はいる


咲「伊之助!私が捕らわれている人たちを救う!お前はあの蚯蚓帯を!」


伊之助「あぁ!わかってるぜ!」


伊之助「獣の呼吸・陸ノ牙・乱杭咬み」


「アタシを斬ったって意味ないわよ。”本体”じゃないし」


「それより、せっかく救えた奴らが疎かだけどいいのかい?」


救った人はみんな地面に転がっている


1箇所にまとめない限り守りきれない


「アンシにやられた分はすぐに取り戻せるんだよ」


蚯蚓帯は帯を伸ばしてまた繋げようとする


そこからの距離は離れているため間に合わない


?「”蚯蚓帯”とは上手いこと言うもんだ!」


?「ほんとなら気持ち悪いです!ほんとその通りです!天元様に言いつけてやります」

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夜空 星夜 - がんばってください (2022年9月14日 23時) (レス) @page45 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
スカーレット(プロフ) - ファン第一号(自称)さん» ありがとうございます! (2021年9月19日 14時) (レス) id: 29bd9021f7 (このIDを非表示/違反報告)
ファン第一号(自称) - すごく面白いです! 更新頑張ってください! 続きが楽しみです… (2021年9月19日 11時) (レス) id: cd0b4d89fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スカーレット | 作成日時:2020年12月25日 15時

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