運命だとしても…参 (ページ14)

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運命　92 ページ14

宇随「遊郭に潜入したらまず俺の嫁を探せ、俺らも鬼の情報を探るから」

藤の花の家紋の家に着いたら音柱は私たちに向かってそう言った

善逸「とんでもねぇ話だ！！」

善逸くんが怒った顔で声を上げる

宇随「あ"あ？」

善逸「ふざけないでいただきたい！！自分の個人的な嫁探しに部下を使うとは！！」

宇随「はぁ？何勘違いしてやがる！！！」

音柱は奥様がいるから明らかに善逸くんの勘違いである

善逸「いいや言わせてもらおう！！！アンタみたいに奇妙奇天烈な奴はモテないでしょうとも！！だがしかし！！鬼殺隊員である俺たちをアンタ嫁が欲しいからって！！」

宇随「馬ァ鹿かテメェ！！！俺の嫁が遊郭に潜入して鬼の情報収集に励んでたんだよ！！！定期連絡が途絶えたから俺も行くんだっての！！」

善逸「そういう妄想をしてらっしゃるんでしょ？」

宇随「クソガキが！！！」

宇随は善逸に向かって鴉経由で届いた手紙を投げる

炭治郎「随分多いですね。かなり長い期間潜入されてるんですか？」

宇随「三人いるからな嫁」

宇随がさらりと言えばとてつもない殺気を出しながら怒り狂うように善逸くん言った

　
善逸「三人！？嫁....さ....三！？テメッ....テメェ！！
なんで嫁三人もいんだよざっけんなよ！！！！おごぇっ！！！｣

とうとう音柱は善逸くんに腹パンをし善逸くんは倒れた

炭治郎「あの……手紙で来る時は極力目立たぬようにと何度も念押ししてあるんですが……具体的にはどうするんですか？」

宇随「そりゃまあ変装よ、不本意に地味にな。お前らには"あることをして"潜入してもらう」

宇随「俺の嫁は三人共、優秀な女忍者くの一だ。花街は鬼が潜む絶好な場所だと俺は思っていたが俺が客として潜入した時鬼の尻尾は掴めなかった。だから客よりも"もっと内側"に入ってもらったわけだ」

そして宇随は怪しい店は三つに絞ってあると言った

"ときと屋"の「須磨」
"荻本屋"の「まきを」
"京極屋"の「雛鶴」

それぞれがその三つの店に潜入し音柱の嫁から情報を得なくてはならない

伊之助「嫁もう死んでんじゃねぇの？」

伊之助くんも善逸くん同様に腹パンをされ倒れた

炭治郎「………」

「ご入用の物をお持ち致しました」

宇随「どうも」