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慎太郎side
ほんの10数秒出終わってしまった用事に代わってもらったあの子に申し訳なくて走って図書室に向かう
ジェシーが代わって欲しいとお願いしたらしくて、Aさんと名前を教えてもらってどうにかしてお詫びしなきゃなって、
思いながら図書室に入るとAさんの姿があって真面目な顔にメガネをかけて本読んでて
慎「あのー、、」
「ひゃあっ！？、」
慎「ごめん、驚かせちゃって、もう用事終わったから帰っていいよ？」
「んー、まだここにいてもいいですか？これ持ち出し禁止なんですけど読み切りたくて」
そう言ってAさんが見せたのは「みどりの風が吹く頃に」
慎「あっ！それさっきまで読んでたんだよねそれ、」
「あっ、ごめんなさい！じゃあこれどうぞ私はまた後日読みます！」
慎「いいよ、今どこ？」
「2章に入ったところです」
慎「じゃあ一緒に読もうよ」
「え？」
慎「机に本置いて読めばペースちょっと遅くなっちゃうかもだけど読めんじゃん一緒に」
「あっ、はい、、」
慎「それと同級生なんだからタメ語でいいよ、」
「はい、あっ、うん」
そこから一緒に同じ本を読み進んで読み切る頃には窓の外は暗く、俺達は仲良くなっていた
この数時間で分かったのはAは普段はクールとかしっかりしてるんだけど時々おっちょこちょいなこと
それと自己肯定が低くて褒めるとすごい勢いで謙遜してくるw
見てて面白くて、なぜか笑顔を向けられるとドキッとする
帰りはもちろん送っていったらすごく近所でびっくり、
また朝会うかもねなんて会話して別れた
別れる時の笑顔にもドキッとして、おれ、病気かもって思って、、
とりあえず北斗に副部長になること、教えてあげなきゃ、
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作者名：のんさんの頭の中 | 作成日時：2019年9月3日 23時
