ななじゅうよん ページ26
no side
「…もうそろそろ終わっちゃうのか…夏休み…」
机の上には夏休みの宿題。丸つけも終わり、教科書も置かれている。筆記用具も適当に置いてある。どういうことかわかるだろうか。
汚いということだ
「だめだったなぁ…」
結果発表はすでに終わっていた。悪くないできだったはずだ。だが何の賞にも選ばれなかった。部活のメンバーで選ばれたのは、
優秀賞に選ばれたのは、
副部長の名取だった。
名取の「不運な男」
彼は途中でテーマを変えた。描きたいものが変わったらしい。名取は部長の篠村より格段に絵がうまい。速筆ではないが、色使いは超一流だ。
天才。その一言で表せるならどれだけよいものか。
篠村は速筆だが、提出前に絵が大きな損傷をおってしまった。提出ができないほどボロボロに。
あれは多分、部活に来ない奴らの誰かがやったと篠村は言っていた。
その日の空気は地獄だった。
「あの絵、あの天使の絵…
私、あれ好きだったんだけどなぁ…
これが終わったら、二学期になったら部活を引退するのに…」
今、名取が必死こいて犯人特定に励んでいるらしい。
ただ、どうやってもあの絵は戻ってこない。
絵を描くこと楽しんで何が悪いのか、Aはわからなかった。もちろん。誰も。
Prrrrr…
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大隈カミチカ(プロフ) - セドさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！！不定期更新ですがよろしくお願いします！！ (1月27日 12時) (
レス) id: c9e48a0158 (このIDを非表示/違反報告)
セド(プロフ) - 初めて拝見させていただきましたがとても面白いですね！！次の更新も楽しみにしています！ (1月7日 15時) (レス) @page18 id: 7bf9a35c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大隈カミチカ | 作成日時：2023年10月27日 23時
