ろく ページ8
「…美術部」
いや、え、嘘でしょ????
こんな2人しかいないことあります????
「あぁぁあ…茎わかめ…!茎わかめ…が…茎わかめが足りない…!!」
「全部描き直すか…納得できん。」
「茎わかめ…!名取!茎わかめある!?」
「ねぇよんなもん!」
「ぁあぁあぁあぁああ゛!!!!!」
ちょっとあのここでやっていく自信ないんですが。
「あの…」
「!!!」
「部活見学??部活見学の子だね!!!ようこそ美術部へ!!お菓子食べる?」
「いや、いらない…です」
「いらないかぁ〜!そっかぁ〜!」
「怖がってるぞ」
「ごめんちゃい!!」
わ、私の知ってる静かな部室と違う…!!
「えへへ〜!ねね、入部する?入部する!?してくれたらちょ〜!!嬉しいなぁ〜!」
「落ち着け」
「すません」
「ここの部活、今まで誰も来なかったから喜んでんだよ。で?入部すんの??」
「えっえぇと…希望してはいます」
驚きが隠せない。え、私の知ってる世界とだいぶ違いますね??ぇえ??
「しゃおら!!!!!!!!!!!!!」
「お前も落ち着けよ。好きなように見学してくれていいよ〜!言質はとったからね」
「ひぃ…」
わ、私の知ってる部活と違う……あ。
「綺麗…」
丁寧に塗られた青、その上にある天使の影…え、すごいすごいすごいすごい!!わ、わぁ!!すごい!
「私が描いたんだよ〜。嬉しいな。へへ」
へ〜なるほど…2人しかないけど実力はあるんですね…すごいなぁすごいなぁ!
楽しかった。
鑑賞やっぱり楽しいぃですぅ〜!!!お二人の名前聞くの忘れたけど〜!!いやはや、あんな絵描けるの相当いないですよ〜!!
2人だけだけど大丈夫かな。廃部とかしないかな。不安…
「橘さん」
「どぅえ!!??」
「…降谷くん…?」
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作者名:大隈カミチカ | 作成日時:2023年8月15日 17時