怪物投手と貧弱美術部【降谷暁】 (ページ6)

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よんページ6

「橘さん」

「はい？」

今は休み時間です。最初の授業が終わった後です。突然ですが

隣の人に話しかけられましたー！！！！！！！！

お友達2人目ゲットなのでは？ゲットって言い方おかしいですけども！

「これ違う？」

「…え？消しゴム…ですか？違いますねぇ」

私こんな色の消しゴム持ってないんですよね。

多分違う方のもの…ですね。

「あっそれうちのだわ！」

そうして差し出される消しゴム。

…終わってしまった。

会話したいのに！会話したいのに！！！！！

なんてこと！！！

なんかもう少し話せそうな気はしたのに！！！！

「…。」

「あ、シロクマ」

「！？」

シロクマ！？ど、どこにシロクッ…嗚呼…カバンのキーホルダーシロクマでしたね。

「…これのことですかね」

彼は頷いた。

シロクマ好きなんですねこの人…うんうん。記憶しておきましょうか。

「かわいい…」

「シロクマお好きなんですか？」

「うん…」

目をキラキラさせて見てる…

確かこれ２つあった気するな…

「あの、よろしければ…なんですけど、これ、差し上げましょうか？」

「！」

驚いてる驚いてる。悪いけどシロクマ、ここで鞄とはお別れです。ぷちっとな。

「これ、私２つ持ってるんですよね。もう１つ家に余っててどうしようかな…二つも同じのいらないからな…って思ってたので是非…」

「本当にいいの…？」

「いやいやいや是非是非是非！」

「…ありがとう」

「喜んでもらえてなによりです〜」