怪物投手と貧弱美術部【降谷暁】

さんじゅうなな ページ39

Q 彼氏いるの？




「彼氏？？作る予定ないですよ〜いやだって、恋愛についてあまり考えたことないし、その…そうですよそもそもその、私には関係ない話でしてね！！！！」







嘘ですめっっっちゃ気になったりしてます。



中学では味わえなかった高校での青い春を体験したいと思っていたらあっっっというまにもう7月。うへぇ、9月に体育祭あるー！！！11月に合唱コンクールあるー！！！！時間早すぎるっつーの！！！！



「ていうか…こんな私なんかに恋愛なんてできますかね…」

前に告白されましたけど、あの時、その…彼と付き合おうとは思えませんでした。なんでだろ…

好きな人は勿論まだいませんし。

いませんけど……

気になってる人は…







いますけど！！！！いや！！べ、別に好きではないし！！気になってる異性ってだけですから！！そ、そこまでではない…！！！そうだ！！副部長と部長のおもしろキチガイ話思い出そう！！

えっと、えっと、えっと……





思い浮かばないよぉ多すぎて…

ていうか、私に恋愛はまだ早いです！！そうですよ！早いんです！！私まだまだお子ちゃまですよ！！成人するまで残り4年ですが！！4年ですが！！！！！


えっ嘘4年しかないの…？？？？？

うへぇ、時の流れって残酷…！！



♪



「人が絶望しているときに電話してきたのは誰ですかぁ…」



えっ、渡部さんだぁ！！！



「もしです！！」

『…もしもし』

「えっ」










なぜ降谷くんが！！？？！！？！


「なぜ降谷くんが！！？！？！？！」

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