さんじゅうご ページ37
「甲子園の予選………？」
「そうだよ！近いじゃん！！」
「甲子園…あー！！うち出るんですか！」
「その地区予選ね」
地区予選！！なんか凄そう！！
うちは強豪ですからね！出れるかな！出れるかな！！
「降谷も、しょうみなともでるんだよ！！今年は胸熱ですなぁ！！」
「こみなとくんですよ？？？？？？？」
野球のことは正直あまり知らないんですよね。ルールは大体知ってるけど、なんかこう、漫画読むときに
すらっ、スライダー…？？すぷり…スプリットってな…んん？？えっ曲がる？？黙って曲がるのこんな緩やかにっ！！？！
ってなるんですよね…。
「今年は有能いっぱいそうだし！楽しみだな！！」
「へぇ！特に誰ですか！？」
「私はやっぱり御幸先輩！！キャッチャーにしては肩強いし！打撃も良かったなぁ！！ムラはあるけどコントロールの投手との試合の場合のランナーいない時の進塁率もいいし！！んでもやっぱり判断力だよね！！きちんと勝利のためにすぐにこれをやれ！あれをやれって伝えてくれるし！！それからね！！」
「すいませ…チョットワカラナイかな…」
「ヤッベファンクラブと一緒のノリで話しちった」
「ファンクラブ！！？！！？！！？」
ファンクラブ！？！？！！！？！
____________
説明しよう！！
御幸はイケメンだ！！！友達はいないがイケメンだ！！！それ故にモテる！！本人の知らないところでモテまくる！！モテまくった結果！！ファンクラブができたのだ2年のくせに！！！
________
「な、なんか活動してるんですか…？」
「いや全く」
「え、じゃ、な、なにを…？？」
「メンバーは6人だけだし、ただ単に御幸先輩のいいところ話すだけ」
「ファンクラブェ…」
「入る？？」
「入りません…」
「そっかぁ」
「逆になぜ入ると思いました？」
「…だってあの人顔いいんだもん…」
「嗚呼…」
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作者名：大隈カミチカ | 作成日時：2023年8月15日 17時
