にじゅうさん ページ25
「橘さん」
「…降谷くん？」
あれっめっちゃ疲れてません？息上がってますね？？ゼェハァしてますね？？大丈夫？？あれ？だ、大丈夫ですか？？
「ﾊｱｯ…ﾊｯ…あの、」
「はい…」
「現代文で…82点とった…」
「………お…おぉ、おめでとう…ございます…」
「うん…」
「…ん？？」
今この人…今この人…えっあっ、えぇ？
はちじゅうに…えっと確か2で割ると41…あっ41って素数ですね。ネットで素数を数えて落ち着くんだ…という言葉はよく使われますが、あれってジョジョの奇妙な冒険っていう漫画の悪役が言った台詞だそうです。素数をどれだけ覚えてるかも重要ですから…あれ、難易度高いんですよね…
「はっ………はぁっ…はちじゅうにぃぃいいいぃいぃいぃいいい！？！？！」
「そう…」
「えっえぇ！？えっあっ、はちじゅっ…えへっえへへぇ！？すごっ！すごい！！流石！！えっ！！！あ！！すごいすごいすごーい！！！」
すごいすごいすごいすごいすごいすごいすごい！！嬉しい！！嬉しい！！なんで！？ええっ！！えー！！流石流石！！！
「…あの」
「んはいっ！！」
「ありがとう」
「………ど、どういたし、まして…？」
「橘さんがほんと、ここ丁寧に教えてくれたから…その、助かった…」
「…」
「本当にありがとう…」
「降谷くん。」
「…？」
「頑張ったのは君です。ほんっっっとうにお疲れ様でした！！」
「…！」
実は
私はあまり勉強を教えていない。
君がわからないとこだけ、違う問題で例えて、答えに導いてあげただけ…。
そこまで教えてないんです。
だから、ほぼこれは君の努力なんですよ。
「……でも、ありがとう。」
「はい。どういたしまして。こっちも勉強会のおかげでたくさん点取れたので、ありがとうございました！！」
「…うん。」
______________
(尊すぎるだろなんだこの2人の世界！！！！！！野菜食べててえらいやさいせいかつ！！！！！！！！！！！！！)
推しカプっていいね。
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作者名：大隈カミチカ | 作成日時：2023年8月15日 17時
