怪物投手と貧弱美術部【降谷暁】

じゅうきゅう ページ21

「好きです！！！」

「お…俺もだ…！！」

「そして重なりあう2人…！！」

「2人で見つけたフォーエバーラブ…！」

「…なんのはなしですか。」

「最近描こうとした同人誌の残骸のあらすじ」



今日は美術部です。
テスト前の部活はこれで終わります。


「ポスターコンクール…！テスト…！！受験…！！くっそ忙しい…！！」

「そっか三年生ですもんね…」

「お前大学受験すんの？」

「するの…」

私もあと2年したら受験生かぁ…大学…全く考えてないんだよなぁ…


「んで今橘ちゃんなに描いてんの？」

「地獄ですね。」

「あーん♡ギャップぅ♡♡♡」

「お前語尾にハートつけんのやめろよ気持ち悪い。」

「おうおう先輩だぞこら2年の副部長さん？？」


人に与えられる激痛…それは被害者、被害者の家族の心の痛みを表してるって適当な設定をつけましたがまあまあシャーペンの割には…

「どう？美術部楽しい？橘ちゃん」

「えっ楽しいですけど…それがどうかしました？」

「ううん。確認だよ〜！」

「はあ…」

シャーペンはもうヒビが入ってますがお気に入りのシャーペンで、ずっと愛用してます。壊れないようにしたい…

「おっ、もうそろそろ時間だね〜！！」











嘘やんはっっっっっっっや。

「ま、まだ終わってないです！」

「君、テスト近づいてるでしょ？早く帰って勉強したほうがいいよ」

「ぐうの音も出ない…！！」

「頑張れ一年地獄だぞここからは。」

「が、頑張ります…！！」

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