じゅうご ページ17
「勉強教えてほしい」
教科書をもってしょんぼりしておられるのは降谷暁様でしょうか。
「えっ…もちろん！！」
ﾊﾟｧｧｧｧｧｧ
なんですか笑ってないのにお花が周りに飛んでて幸せオーラいっぱいなのなんなんですか。
「ありがとう…」
「うーん…これから授業ありますし…あっ、放課後って部活あります？」
「えっと…」
「今日はないよ」
…ピンク、メカクレ、自己紹介でしょうみなとって渡部さんに間違えられた…
小湊くん！！
「そっか、小湊くん野球部でしたもんね」
「今日のうちに勉強しないと…」
「ああ、テスト近づいてきたもんね…」
「で…なんで放課後…？」
「それはですね…
図書室が勉強に使えるんですよ！！」
「あー…中学校で使えなかった」
「使えませんでした！！！！！！！！」
「そっか…」
中学生のとき図書室が昼休みだけではなく放課後まで空いてることを知って死ぬほど楽しみで行ったのに勉強では使えない本読めとかなんたら…
つまり図書室で勉強するのはロマンなんですよ！！
わたしの！！
「図書室かぁ…いいね僕も一緒」
「しょうみなとくん〜ちょっと話したいことがあるんだけど〜」
「こみなとね渡部さん」
「ここじゃちょっと…ついてきてしょうみなとくん」
「こみなと」
ギャルに連れて行かれるメカクレ……んん〜まるで同人誌…
「図書室…」
「あっもしかして…いやでした？」
「ううん。楽しみ」
「私も！！私も楽しみです！」
_________
「ねぇしょうみなとくん」
「だからこみなとだって」
「図書室…2人だけで行かせない？」
「え、なんで？」
「君には彼らの幸せオーラ見えない？」
「えっ、幸せオーラ…？」
「見えないか〜！！あっちゃ〜！！」
「えっなになになになになんなの？」
「男女2人、図書館でお勉強」
「うん…」
「帰りになにも起きない、わけがなく…」
「！！！！」
「わかったかね…しょうみなとくん…」
「うん…わかった…こみなとだよ何回訂正させんの小湊春市」
「よかった。早く授業いこ！しょうみなとくん！」
「こ、み、な、と！！！！！！！！！！」
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作者名：大隈カミチカ | 作成日時：2023年8月15日 17時
