じゅういち ページ13
降谷side
橘Aさんはいい人だと思う。
初めて話したときにシロクマのキーホルダー同じの持ってるからあげるって渡してくれたし、
そのお礼でキーホルダーあげたらすごい喜んでくれたり
勉強わからないところもわかりやすく教えてくれるしで、
優しい。
一軍入ったって言ったら、すごい褒めてくれたからうれしかった。
なんだろ…犬?
子犬に見える…たまに尻尾生えてるように見えるし多分前世犬なんじゃないかな…
なんか力入れたらすぐ骨折れそう…
「ふ…降谷くーん…」
もふもふしたい…
「あの〜…」
もふもふ…
「降谷くん…あの、多分次…指されまーす…」
「えっ…ほんと?」
「はい…多分…ですけど教科書21ページの問6です…!」
「…ありがと。」
「はいっ。」
ほら、優しい。
寝てたから危なかった…
「降谷…これやっ…!?」
「はい…」
(寝てない!?!?)
(寝てない!!!!?????)
(あの降谷くんが!?)
(寝てない!!!!!!!!!!)
なんか視線が…
本当に橘さんが言ってた問題が出た…
あっ、橘さんニコニコしてる。あってたっぽい。丸ついてる。
やった。
「助かった…」
「お疲れ様です〜計算早いんですね〜」
「…そう?」
「そうですよ〜」
そうなのか…
「ありがとう」
次の授業で寝てしまったのは申し訳ないとは思ってる。
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作者名:大隈カミチカ | 作成日時:2023年8月15日 17時