第十章『カウントダウン』【１】※（この回は後半に微妙な描写が入っております。苦手な方はご注意下さい。） ページ36
するとその言葉に応えるように、瑠璃の胸元で『鍵』がふわりと淡い光を瞬かせ。
―――――�爛潺好肇譽広瓩箸靴鴇�しずつ瑠璃は�牾仞鱈瓩鮖呂瓩討い襪澆燭い世�ら。
それを目にした『黒狐』はゆっくりと細い瞳を開眼させると真紅の輝きを覗かせながら言葉を紡ぎ出す。
―――――でも、瑠璃が�狒�んだ�瓩里蓮悗弔个�』じゃなくて『クロ』でしょ。
―――――・・・・・・それは・・・・・・。
『黒狐』の言葉に瑠璃は眉根を寄せるも、それを�猗歡雖瓩垢襪海箸禄侏茲覆�った。
何故なら確かに瑠璃は『つばき』の傍から、�猯イ譴覘瓩海箸鬮狒�んだ�瓩里世�ら。
―――――だから瑠璃はここに居てはいけないんだよ。
言葉を途切れさせてしまった瑠璃に『黒狐』は寂し気な口調でそう言うと―――――
―――――シャラーン―――――
この場所に辿り着く前に耳朶に鳴り響いた、水琴鈴の音色がまた何処からともなく聴こえてきて。
―――――コン
それに同調するように『黒狐』が鳴き声を上げると、瑠璃の意識はまたフワリとその場から遠退き始めていた。
―――――もうすぐ�爛�ウントダウン�瓩�始まるんだよ。
―――――出来る事なら、瑠璃。・・・・・・キミには安全な処に居て欲しいけれど、それは叶わないんだろうね。
―――――・・・・・・待って・・・・・・キミは・・・・・・っ！！
淡々と言葉を紡ぎ出した『黒狐』に向かって瑠璃は必死に手を伸ばす。
―――――ボクは『 』だよ。
けれど最後に紡ぎ出された『黒狐』の言葉を聞き取ることは叶わず。
瑠璃の意識はそのまま�犧澆襪戮�場所�瓩妨�かって戻っていったのだ。
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作者名：朱臣繭子 | 作成日時：2019年5月22日 23時
