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第八章『修行と思惑』【3】 ページ31

突然、目の前で繰り広げられることになった闘争にすっかり混乱した面持ちになった真昼が、

「ちょっ・・・ッと待てって!! 何なんだよ!? 急にどうしたんだよ、御園っ・・・」

 ついていけね―――――よ!! とばっと勢いよく声を上げて。

「兄弟だろ!? なんで攻撃してんだよ」

 御園の傍に走り寄ると、左腕をぐいと掴んで、これ以上無益な事は止めるよう働きかけたのだが。

「城田っ・・・貴様はどいてろっ」

「お前のお兄さんなんだろ!?」

「〜〜〜〜〜〜ッ」

 真昼の言葉に御園はまた、苛立ちを増した様子で唸ると、

「疑うということを知らんのか貴様は!? 確かに御国は僕の兄だが・・・っ。兄だからっていい奴とは限らないだろう!?」

「なっ・・・何そんな怒ってんだよ!?」

 カッと怒りの形相でまた胸倉を掴んできた御園の顔を真昼は唖然とした面持ちで見返すしかなく。

「もし敵が貴様と瑠璃に近づいて僕の兄だと名乗ったらどうするつもりだ!?」

 そ・・・れは・・・と口ごもった真昼に対し、御園はさらに矢継ぎ早に話し続ける。

「僕の誕生日でも当てられれば簡単に信用するんだろう!?」

「あっ、あのね、御園君。・・・・・・御国さん、貴方の写真をいっぱい持ってたのよ」

 どうしたら良いだろうかと眉を顰めながら様子を見ていた瑠璃が、そこでまた真昼の援護に回るべくそう言うと。

「・・・・・・瑠璃姉の云う通りだよ。シンプルに考えて身内だろ」

 真昼が頷いたのに対し、

「逆に気持ち悪いだろ!!」

 御園はそれをすぐさま両断したのだが。

 一方で御国は目を細めると笑みを浮かべて。あ、コレ? と両手に写真コレクションをずらりと出して見せたのだ。

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マユ(プロフ) - 月雪桜@ペンタブ欲しいさん» ご閲覧下さいまして此方こそ有難う御座います。読んで下さる方に少しでもお気に召して頂けるものを目指して書いているので頂けたこのコメントは身が打ち震える程嬉しいものです!これからもご期待に添えられるよう頑張って執筆致しますのでどうぞ宜しくお願い致します! (2019年6月16日 20時) (レス) id: 6997652f0b (このIDを非表示/違反報告)
月雪桜@ペンタブ欲しい(プロフ) - 久しぶりに閲覧してみたら7まで進んでいて驚きました!キャラはほとんど大好きですが、特に好きな鉄がマユさんの素晴らしい文才でより一層素敵に表されていて感動です!読むたびとても綺麗な文で楽しませてもらっています!大変だとは思いますが更新応援しております! (2019年6月16日 14時) (レス) id: ce15bcb2de (このIDを非表示/違反報告)
マユ(プロフ) - 中村千尋さん» お待たせしてしまっている状態で申し訳ありません。執筆に取り組む時間と気持ちの余裕がなかなか取れず・・・。ですが、今月中には何話か更新出来るよう、いま全力で取り組んでいますので、もう少しだけお待ち頂けましたら幸いに思います。 (2019年5月20日 23時) (レス) id: 6997652f0b (このIDを非表示/違反報告)
中村千尋(プロフ) - 更新頑張って下さい!!とても続きが気になります (2019年5月20日 22時) (レス) id: a991a170a0 (このIDを非表示/違反報告)
マユ(プロフ) - カナリアさん» とても嬉しいコメント有難う御座います。ご期待に少しでも添えられるよう、頑張って書き進めていきます。更新は不定期となってしまいますが、どうぞこれからも宜しくお願い致します。 (2019年3月5日 21時) (レス) id: 6997652f0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱臣繭子 | 作成日時:2019年3月1日 23時

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