占いツクール
検索窓
今日:64 hit、昨日:102 hit、合計:104,189 hit

第五章『嘘に隠れた想いと描いた未来』【5】 ページ50

「瑠璃さんがまだオレの事を大事に思ってくれていて、真昼がオレを友達だと言ってくれるのなら・・・オレとお前は友達になれたのかな? ほんのすこし・・・何かが違っていたら・・・瑠璃さんと真昼はお前とオレに殺し合いなんて望んでたのかなぁ・・・?」

 ―――――――御園の心の中に、罪悪感と後悔の念が押し寄せる。

 それは主従の繋がりにも影響を及ぼし、刹那、リリイが手にしていた鎌がバシャッと消失してしまう。

「あ・・・」

「御園っ。ダメです、解いては・・・」

 よろ、と後ろに後ずさりかけた御園に向かってリリイが手を伸ばしながら叫ぶ。

 ―――――その、刹那の事だった。

 精神を破壊され、戦闘不能に陥っていた筈のベルキアが、突如としてリリイのすぐ傍に現れたのだ。
「?!」

 ハッとそちらにリリイが振り返った時には、間に合わず。

 ズダン!! という音ともに、リリイの右足はベルキアの剣により切断をされてしまった。

「ボッ・・・クは串刺公ベルキアッ☆ 足が串刺しだァ〜〜〜・・☆」

 しかし、ベルキア自身の意識は戻っておらず。

「糸で・・・動いて・・・!?」

 ―――――ベルキアの身体には、無数の糸が巻き付いていた。

 片脚を奪われた状態ではあるものの、何とかベルキアから距離を取ったリリイは、はっと、主人である御園のほうに視線を向ける。

「御園・・・」

 その刹那、無防備になってしまった御園の身体を、バッと桜哉のナイフが切り裂いたのだ。

 頬と、肩と腹部の辺りから、血を流しながら、御園が倒れ込んでいく。

「御園!」

 リリイが叫び、片脚の状態のまま、御園の元に必死に向かっていく。

 その様を、嘲笑うかのように桜哉が言う。

「さあ、オレの話はどこまでが嘘でしょ―――――かっ? いつオレ達が2人で来たなんて言った!?」

「・・・もう一人・・・ですか・・・・・・」

 御園の元に辿り着くと、その身体を抱き起こしたリリイが、苦い口調で呟いた言葉に、桜哉が「言ったっけ? はははははっ」と嗤う。

 ベルキアの身体を操る糸は、ここよりもさらに距離のある別のビルの上の方から伸びていた。



※占ツク転記/17/8/20
【本館/17・8/19掲載/別館/17・8/21掲載】

朱臣繭子
++++++++++++++
ストックが大量に出来たので、続編も近日中に更新開始します。
変わらずお付き合い頂ければ嬉しいです!

この小説の続きへ→←第五章『嘘に隠れた想いと描いた未来』【5】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (78 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マユ(プロフ) - 紅羽さん» 変換洩れ、ご指摘下さいまして有難う御座います。後から加筆した文章が変換されていなかったようで・・・。再度、一括変換を行いましたので、全てのページがこれでされているかと思うのですが・・・。万が一、又発見されましたら遠慮なくご指摘下さいませ。 (9月3日 21時) (レス) id: 6997652f0b (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 『嘘に隠れた想いと描いた未来』【1】 の最後の話の前半、主人公の名前が変換されていなかったので、指摘させていただきます! (9月3日 8時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
マユ(プロフ) - カナさん» 楽しみと言って頂けて、とても嬉しいです! 亀更新ですが、その分、頑張って執筆致します。コメント有難う御座います!! (2017年8月11日 23時) (レス) id: 8d3457ac29 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 続きが楽しみです! (2017年8月11日 22時) (レス) id: b5a85efb84 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朱臣繭子 | 作成日時:2017年6月27日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。